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犬が散歩を嫌がる・歩かないときは?理由ごとの対処と、動物病院に相談する目安

犬が散歩を嫌がる・途中で座りこんで歩かないときは、どこで・いつ止まるかで理由を見分けます。こわいもの、暑さや地面の熱、首輪やハーネス、疲れ、年齢で対処が変わります。急に歩かなくなった、足をかばうなど、いつもと違うときはしつけより先に動物病院に相談しましょう。

犬ふぁん編集部公開 2026-10-14約7分で読めます

まず結論:「いつから・どこで止まるか」で理由を見分ける。急に歩かなくなったら先に動物病院へ

犬が散歩をいやがる、途中で座りこんで歩かない。理由は、こわいもの、暑さ・寒さ、道具が合わない、疲れ、年齢などさまざまで、理由によって対処が変わります。

  • 急に歩かなくなった、足をかばう、さわるといやがる、いつもと様子が違う → しつけの問題と決めつけず、まず動物病院に相談します
  • 決まった場所で止まる・外に出たがらない → こわいものがあることが多いです。コースや時間帯を変え、引っぱらずに待ちます
  • 夏の昼・冬の朝など、天気で歩かない → 暑さ・寒さや地面の熱かもしれません。時間帯をずらします
  • 首輪やハーネスをつけるといやがる → サイズや形が合っていないかを確かめます
  • 帰り道や遠くまで行くと歩かない → 疲れているか、散歩が長すぎるのかもしれません。短く・回数を分けます

次にすることは、1週間ほど「どこで・いつ・どんなふうに」止まるかをメモして、下の表で理由の見当をつけることです。

いま困っているなら、近くで探す

現在地から近い順に出ます。位置情報が使えないときは、エリアから選べる一覧が開きます。行く前に電話で確かめてください。

どこで・いつ止まる?理由の見分け方

1週間メモする

書くこと例
止まった場所家の前、大通りの角、公園の入口
時間と天気夕方5時、晴れ、地面が熱い
直前に起きたことトラックが通った、ほかの犬に吠えられた
止まり方座りこむ、後ずさりする、伏せる、家の方向へ引っぱる
そのあと待ったら歩いた、抱っこで帰った

止まり方で見当をつける

こんなふうに止まる考えられる理由まずすること
玄関や家の前から出たがらない外にこわいものがある、前にこわい思いをした家の前の少しだけ、抱っこで静かな場所まで
大通り・工事現場・決まった家の前で止まる音・車・犬など、その場所のこわいものコースを変える。距離をとって通る
帰り道で座りこむ疲れ、散歩が長いコースを短くする。途中で引き返せる道に
家から離れる方向には歩かない、帰り道はすたすたまだ外に慣れていない、家に帰りたい家の近くを短く。少しずつのばす
公園の手前で動かない(帰りたくない)もっと遊びたい帰る前に少し遊ぶ。止まっても待つ
首輪・ハーネスをつけるといやがる道具がきつい・こすれる・こわいサイズと形を見直す。つける練習から
暑い日・寒い日・雨の日だけ天気がつらい時間帯をずらす。屋内で体を動かす
年をとってから歩く距離が減った年齢による変化短く・ゆっくり・回数を分ける
急に歩かなくなった、いつもと違う体の具合のことも動物病院に相談

表は目安です。いくつかの理由が重なっていることもよくあります。

理由ごとの対処

こわいものがある

子犬のころに大きな音やほかの犬にこわい思いをした、車の多い道が苦手、といった場合です。

  • 引っぱって歩かせない。 無理に連れて行くと、散歩そのものがこわいものになります
  • コースと時間帯を変える。 車や人の少ない道、静かな時間帯に
  • こわいものから距離をとる。 平気でいられる距離から見せて、落ち着いていられたらほめる・おやつ
  • はじめは「家の前で少しにおいをかいで帰る」でもよい。 成功して終わる散歩を重ねます

東京都の講習会資料は、子犬のころに慣らしが足りなかった成犬も、あきらめず少しずつ慣らすことをすすめています。音への慣らし方は、雷や花火と同じく「ごく小さな刺激から、いいことと一緒に」が基本です。ほかの犬に吠えてしまう子は散歩でほかの犬に吠えるときの対策も参考にしてください。

暑い・寒い・雨

環境省のパンフレットは、夏の日中の散歩は熱中症や肉球のやけどの危険もある、と注意をよびかけています。夏に歩きたがらないのは、地面が熱いからかもしれません。

  • 夏は、朝は日が高くなる前、夜は地面が冷めてから。アスファルトを手でさわって確かめる
  • 冬は、日が出て暖かくなってから。寒さに弱い子は服を着せる方法も
  • 雨の日は、短くすませて、家の中で遊ぶ日にしてもよい

夏の時間帯の目安は犬の夏の散歩は何時がいい?に、雨の日の過ごし方は梅雨の雨の日、犬と過ごす方法にまとめています。天気の悪い日に体を動かしたいときは、屋内のドッグランも候補になります。

MAP

屋内のドッグランの地図

東京都の17か所

地図を読み込みます…

いる場所の近くのドッグランも探せます。

一覧から探す →

首輪・ハーネスが合っていない

つけるときに逃げる、歩きながら体をかく、脇や首のまわりを気にする、というときは道具を見直します。

  • きつすぎないか。千葉市は、首輪は人の指が2本入る程度を目安にしています
  • ゆるすぎないか。後ずさりしたときに抜けないか
  • こすれて毛が薄くなっている、赤くなっているところはないか(気になるときは動物病院に相談)
  • 新しい道具は、家の中で「つけたらおやつ」から慣らす

国民生活センターは、犬が首をふった拍子にリードの金具が開いて外れた例を紹介しています。こわがって後ずさりする子ほど、首輪やハーネスが抜けたり外れたりしやすいので、金具まで確かめておきましょう。形とサイズの選び方は犬のハーネスと首輪どっちがいい?にまとめています。

疲れている・散歩が長い

帰り道で座りこむ子は、散歩の長さが合っていないのかもしれません。

  • 1回を短くして、回数を分ける
  • 行きと帰りで同じ距離になるよう、途中で引き返せるコースに
  • においかぎの時間を多めにとる(歩く距離が短くても満足しやすい)

年齢:子犬とシニア犬

  • 子犬:散歩デビューの直後は、固まって動かなくなるのはよくあることです。静かな場所から、少しずつ広げます(子犬の散歩はいつから?)
  • シニア犬:環境省のガイドラインは、動物は年をとると視力・聴力などの感覚が衰え、動きが鈍くなり、眠ったり休んだりする時間が長くなる、としています。若いころと同じ距離にこだわらず、短く・ゆっくりに切りかえます(シニア犬の散歩)

歩かないとき、その場でどうする?

その場の様子すること
座りこんで動かない引っぱらずに、少し待つ。リードをゆるめて、名前を呼ぶ
こわいものを見ている来た道を戻るか、別の道へ。距離をとる
帰りたくなくて止まる待つ。動いたらほめる。抱っこやおやつで毎回動かさない
何度も止まってしまうその日は短く切り上げて帰る
ふるえる・ぐったりしている散歩をやめて帰り、様子が気になれば動物病院に相談

止まるたびにすぐ抱っこしたりおやつを出したりすると、「止まるといいことがある」と覚える子もいます。こわがっている・具合が悪そうなときは迷わず抱っこして帰り、そうでないときは少し待って、自分で歩き出したらほめる、と使い分けます。

やらないほうがいいこと

  • リードで強く引っぱる:首や体に負担がかかり、散歩がもっといやになります
  • 叱る:こわがっている子は、よけいにこわくなります
  • 「歩くまで帰らない」と長く粘る:犬も人も疲れて、散歩がいやな時間になります
  • 様子がおかしいのに歩かせる:体の具合が関係していることもあります

動物病院に相談する目安

次のようなときは、しつけで直そうとする前に動物病院に相談してください。ここでは原因の判断はしません。

  • 急に歩かなくなった、急に散歩に行きたがらなくなった
  • 足を引きずる、かばう、地面につけない
  • 体をさわる・抱き上げるといやがる、鳴く
  • 段差やソファに上らなくなった
  • ふるえる、息が荒い、ぐったりしている
  • 食欲や元気がない、いつもと様子が違う

かかりつけが休みの日や夜は、日曜・祝日に開いている動物病院の探し方、夜に犬を診てもらえる動物病院の探し方を見てください。

犬ふぁん全国の動物病院を探す日曜診療や対応できる動物の種類で絞り込めます。診療時間は変わることがあるので、受診前に電話で確かめてください。

散歩の練習を手伝ってほしいときは

こわがりが強い、何をしても歩かない、引っぱりと座りこみをくり返す、というときは、しつけ教室やトレーナーに相談すると、実際の散歩の様子を見てもらえます。引っぱって困っている子は散歩で引っ張る犬の直し方もあわせて読んでください。

犬ふぁん全国のしつけ教室を探すトイレや吠え、散歩のしつけを習える教室やトレーナーです。自治体が公開している動物取扱業(訓練)の登録簿をもとに、大阪市・京都市・北海道から掲載を始めています。

よくある質問

Q犬が散歩の途中で座りこんで歩きません。どうすればいいですか?
A

引っぱらずに少し待ち、リードをゆるめて名前を呼びます。こわいものがあるなら別の道へ。何度も止まるならその日は短く切り上げます。急に歩かなくなった、いつもと様子が違うときは、動物病院に相談してください。

Q散歩を嫌がる犬は、散歩に行かなくてもいいですか?
A

散歩は体を動かすだけでなく、においをかいだり気分を変えたりする時間でもあります。家の前の少しだけ、抱っこで静かな場所へ、など短い形から始めてみてください。体の具合が気になるときは動物病院に相談を。

Q歩かないときに抱っこしてもいいですか?
A

こわがっている、具合が悪そうなときは抱っこして帰ってかまいません。ただ、止まるたびに毎回抱っこすると、止まれば抱っこしてもらえると覚える子もいます。様子で使い分けてください。

Q夏になると散歩に行きたがりません。
A

地面が熱いのかもしれません。環境省は、夏の日中の散歩は熱中症や肉球のやけどの危険があると注意しています。朝早くか、地面が冷めた夜にずらしましょう。

Q年をとってから歩く距離が減りました。
A

年をとると動きがゆっくりになり、休む時間が長くなります。短く・ゆっくり・回数を分ける散歩に切りかえます。急に歩かなくなった、足をかばうなどのときは動物病院に相談してください。

参考にした情報

(いずれも2026年10月に確認)

今日はゆっくり、においをかぐ散歩がいいワン!

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