まず結論:白馬の犬連れ旅行は「行く時期」でゴンドラが決まる
白馬村(長野県)は、犬と一緒にゴンドラで山の上へ行き、北アルプスを眺められる町です。2026年のグリーンシーズンは、白馬岩岳・八方尾根・白馬五竜の3か所で犬がゴンドラに乗れます。ただ、終わる日・料金・犬が行ける範囲がそれぞれ違います。
- 大型犬と、犬とゆっくり過ごしたいなら白馬岩岳。 ゴンドラはリードをつけて大型犬も乗れて、犬は1頭800円。山頂に犬と入れるお店やテラスがあり、2026年は11月15日まで営業します
- 秋の終わりは、行ける場所が減っていく。 2026年は、白馬五竜(犬は無料)が10月18日まで、八方尾根(犬は往復700円)が11月3日まで。11月4日からは岩岳だけになります
- ワクチンの証明を持っていく。 白馬五竜は混合ワクチンと狂犬病予防注射の証明(1年以内)の提示が条件。岩岳も接種の時期に条件があります
- 宿代は1人7,000円〜2万3千円が中心。 白馬村の犬と泊まれる宿で料金がわかる27軒の最安料金(1人)は、真ん中が12,000円。8,000円未満の宿と3万円以上の宿の両方があり、予算の帯で選ぶ町です
- 宿のドッグランは少ない。 宿の説明にドッグランの手がかりがあるのは49軒中2軒。犬を走らせたいなら、岩岳の山頂のドッグランなどと組み合わせます
次にすることは、行く日に動いているゴンドラを確かめ、白馬村の犬と泊まれる宿の一覧から、予算の帯と犬の大きさの条件で宿を絞ることです。
まず決める:いつ・どの犬で、どのゴンドラ?
| 場所 | 犬の料金(2026年) | 2026年の期間 | 犬と行ける範囲・条件 |
|---|---|---|---|
| 白馬岩岳マウンテンリゾート | 1頭800円(入場料。ゴンドラ往復などを含む) | 4月23日〜11月15日 | ゴンドラはケージなしで大型犬も乗れる。山頂のテラス・ドッグラン・犬と入れるお店 |
| 白馬八方尾根(八方ゴンドラリフト「アダム」) | 1頭往復700円(毎月1日は無料) | 5月30・31日、6月6日〜11月3日 | うさぎ平(標高1,400m)まで。テラスの施設の中、山麓の売店などは不可 |
| 白馬五竜高山植物園(テレキャビン) | 無料 | 6月6日〜10月18日 | アルプス平広場より下まで。展望リフトは不可。証明書と誓約書が必要 |
- 大型犬と一緒なら → 岩岳。ゴンドラにリードで乗れると公式サイトが案内しています。八方と五竜は、公式の案内に大きさの決まりが書かれていないので、行く前に問い合わせます
- 短い時間で景色だけ楽しみたいなら → 八方の「アダム」でうさぎ平へ
- 高山植物を見ながら歩きたいなら → 五竜(10月18日まで)
- 11月4日〜15日に行くなら → 岩岳だけ。11月9日〜15日はゴンドラだけの運行です
1日に山を2か所回ると、犬は思った以上に疲れます。1日に山は1か所を目安にしましょう。料金・期間・ルールは毎年変わることがあるので、出かける前に各公式サイトで確かめてください。
白馬で犬と行ける・泊まれる場所
長野県の51か所
宿・旅行病院ドッグラン
白馬姫川温泉 白馬ハイランドホテル宿・旅行長野県白馬村1人 9,500円〜・温泉あり
白馬 旅籠丸八宿・旅行長野県白馬村1人 4,857円〜
プチホテル グラスハウス宿・旅行長野県白馬村1人 23,000円〜
白馬龍神温泉 RYOKAN SUI宿・旅行長野県白馬村温泉あり
コテージホテル フェニーチェ白馬宿・旅行長野県白馬村1人 8,800円〜
ペンション&コテージ 植物誌宿・旅行長野県白馬村1人 7,000円〜
いる場所の近くでも探せます。
一覧から探す →3つのゴンドラのルール
2026年10月に、各公式サイトで確かめた内容です。
白馬岩岳マウンテンリゾート:犬連れでいちばん長く過ごせる
- 料金:リゾート入場料(ゴンドラ往復と5線サウスリフト往復を含む)が大人2,900円、小児1,600円、ペット1頭800円
- 時間:8:30〜17:00
- 乗り物:ゴンドラはケージなしで、リードをつけて大型犬も乗れる。5線サウスリフトは、ケージに入る中型犬まで(ケージは無料で借りられる)
- 入れない犬:狂犬病・混合ワクチンなどの予防接種を、過去2週間以上1年未満の期間に受けていない犬
山頂で犬と過ごせる場所は次のとおりです。
- HAKUBA MOUNTAIN HARBOR:北アルプスを望む展望テラス。ペットもOK
- ドッグラン:山頂エリアの森の中で、木陰で涼しい。不定期オープンなので、最新の情報を公式サイトで確かめる
- バギークルーズ:ガイド付きのバギー。大人2,000円、小児1,000円、ペット無料
- Hakuba DELI:ペット専用のメニューと、ペットと一緒に使える店内席がある
白馬八方尾根:ゴンドラ「アダム」でうさぎ平へ
- 料金:1頭あたり往復700円。毎月1日は「ワンの日」で無料
- 条件:予防接種を受けていること。かまない・むやみに吠えないなど、基本のしつけができていること。リードかハーネスをつけ、短く持つ
- 行けるのは、うさぎ平(標高1,400m)まで。うさぎ平より上は中部山岳国立公園のため、犬は入れない
- うさぎ平テラスの施設の中、山麓の売店、レストラン「イエティ」などには入れない
八方尾根は登山で有名ですが、犬と行けるのはうさぎ平までです。山の上を歩く計画は立てず、ゴンドラからの景色と、うさぎ平のまわりを楽しむ計画にします。
白馬五竜高山植物園:テレキャビンはペット無料
- 料金:ペットの乗車は無料
- 入れる範囲:アルプス平広場より下のエリアだけ。展望リフトにはペットと一緒に乗れない
- 必要なもの:接種から1年以内とわかる3種以上の混合ワクチンの接種証明書と、狂犬病予防注射の注射済証か注射済票
- チケットを発行する前に、誓約書への署名がいる
紙の証明書か、スマホで撮った写真を、すぐ出せるようにしておきましょう。
1泊2日のモデルコース
車で行く場合の例です。山の上は天気が変わりやすいので、晴れた日に山へ行けるよう、1日目と2日目を入れかえられるようにしておきます。
1日目:白馬岩岳でゆっくり過ごす
| 時間の目安 | 行き先 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝 | 自宅を出発 | 出発前に散歩とトイレ。途中のSA・PAでこまめに休憩 |
| 昼ごろ | 白馬岩岳マウンテンリゾート | ゴンドラで山頂へ。Hakuba DELIで犬と一緒にお昼ごはん |
| 午後 | 岩岳の山頂エリア | テラスで景色、開いていればドッグラン、時間があればバギー |
| 夕方 | 宿にチェックイン | 早めに入って、犬を部屋に慣らす |
2日目:八方尾根か五竜のゴンドラで空中散歩
| 時間の目安 | 行き先 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝 | 宿のまわりを散歩 | 山の朝は冷える。寒さに弱い子は服を |
| 午前 | 八方「アダム」(11月3日まで)か、五竜テレキャビン(10月18日まで) | 八方はうさぎ平まで。五竜はアルプス平広場より下まで |
| 昼〜午後 | 帰路へ | 疲れが出る前に、早めに出発 |
11月4日以降に行くなら、2日目は宿のまわりの散歩と、帰り道の休憩を中心にゆったり組みます。
電車で行く場合
白馬駅はJR大糸線の駅です。JR東日本は、タテ・ヨコ・高さの合計120cm以内のケースに入れ、ケースと犬を合わせて10kg以内なら、手回り品きっぷ(290円)で乗れると案内しています。中型犬・大型犬はこの条件に入らないことが多いので、車で行く計画にします。くわしくはJRで犬を連れて乗るにはにまとめています。
駅からゴンドラ乗り場や宿までの移動は、宿の送迎があるか、タクシーに犬を乗せられるかを先に確かめます。
どこに泊まるか:白馬の犬と泊まれる宿の選び方
予算は「帯」で決める
犬ふぁんが集めた、楽天トラベルに載っている白馬村の犬と泊まれる宿49軒のうち、料金がわかる27軒の最安料金(1人あたり)です。
この数字をもとに、近くで探す
| 1人あたりの最安料金 | 宿の数(n=27) |
|---|---|
| 8,000円未満 | 8軒 |
| 8,000〜12,000円 | 4軒 |
| 12,000〜20,000円 | 8軒 |
| 20,000〜30,000円 | 2軒 |
| 30,000円以上 | 5軒 |
安いほうから4分の1の宿は7,000円、高いほうから4分の1の宿は23,000円でした。安い側は全国(6,000円)とあまり変わらず、真ん中を押し上げているのは高い側の宿です。
- 1人1万円以下で泊まりたい → 8,000円未満の宿が27軒中8軒。ペンションの素泊まりや朝食だけのプランが中心。夕食を外で食べるなら、犬と入れるお店を先に調べる
- 夕食つきで、ほどほどの予算 → 12,000〜20,000円の宿が8軒。ペンションの2食つきや、中くらいのホテルが入ってくる帯
- 食事やお風呂にこだわりたい → 3万円以上の宿も5軒。リゾートホテルなどが入る帯
料金の幅の例
口コミの件数が多い宿の、楽天トラベルの最安料金(1人)です。ランキングではなく、どんな宿がいくらくらいかを見るための例です。
| 宿(種類) | 最安料金(1人) | 楽天トラベルの紹介から |
|---|---|---|
| ペンション&コテージ 植物誌(ペンション) | 7,000円 | 森の中の宿。フレンチのフルコース |
| ペンション フォーシーズン(ペンション) | 8,100円 | 朝食の手作りパン |
| 白馬ハイランドホテル(ホテル) | 9,500円 | 白馬三山を望む露天風呂 |
| コートヤード・バイ・マリオット 白馬(ホテル) | 19,629円 | 北アルプスのリゾートホテル |
(楽天トラベルの掲載情報より、2026年10月10日時点)
宿の種類と設備:ペンションが中心、ドッグランは少ない
宿の種類は、ペンション33軒、ホテル11軒、旅館5軒でした(n=49)。ペンションには、コテージや1棟貸しのような宿も入っていることがあります。
| 設備の手がかり | 白馬村(n=49) | 全国(n=2,500) |
|---|---|---|
| 温泉 | 14.3% | 16.4% |
| ドッグラン | 4.1% | 9.4% |
温泉は全国並み、ドッグランは全国の半分以下です。白馬は「宿のドッグラン」で選ぶ町ではありません。 犬を走らせたいなら、岩岳の山頂のドッグラン(不定期オープン)などを旅の予定に入れます。
これは宿の説明に言葉があるかで数えたもので、実際はもう少し多いことがあります。たとえば白馬ハイランドホテルは、データでは温泉の手がかりがありませんでしたが、楽天トラベルの紹介文では露天風呂を案内しています。ほしい設備は、宿のページで直接確かめてください。
場所:白馬駅が最寄りの宿が大半
宿の最寄り駅は、白馬駅が42軒、神城駅が7軒でした(n=49)。ただ、白馬の宿は村の中に広く散らばっています。ゴンドラを中心に回るなら、宿の地図で乗り場との位置を確かめます。電車で行くなら、駅からの送迎がある宿を優先すると移動が楽になります。
1泊の総額は「宿代+犬の料金+税金」
白馬村では2026年6月1日から宿泊税が始まりました。白馬村の公式サイトによると、県の宿泊税と合わせて、素泊まり・税抜きの料金が1人1泊6,000円以上2万円未満なら200円、2万円以上5万円未満なら400円です(2029年5月まで)。6,000円未満ならかかりません。温泉のある宿では、入湯税も1人1泊150円かかります。
犬の料金は宿によって違います。全国の宿の注意事項に金額が書かれていたものの真ん中は、1頭1泊で小型犬2,000円(n=28)、大型犬3,300円(n=30)でした。これを目安に、大人2人と犬1頭で1泊したときの総額です。
| ケース | 人の宿代 | 犬の料金+税金 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|
| 安めの宿+小型犬 | 7,000円×2=14,000円 | 2,000円+宿泊税0〜400円 | 約1万6千円 |
| 真ん中の宿+小型犬+温泉 | 12,000円×2=24,000円 | 2,000円+宿泊税400円+入湯税300円 | 約2万7千円 |
| 高めの宿+大型犬 | 23,000円×2=46,000円 | 3,300円+宿泊税400〜800円 | 約5万円 |
このほかに、山へ行くならゴンドラ代もかかります。岩岳なら大人2人と犬1頭で6,600円です。宿代の考え方の全体は犬と泊まれる宿の料金相場にまとめています。
予約の前に宿に確かめること
白馬村の49軒の注意事項には、「ケージ」と書かれた宿が6軒、「頭数制限」が3軒、「ワクチン証明」と「大型犬」が1軒ずつありました。部屋ではケージに入れる決まりの宿もあるので、ケージで落ち着いて過ごせるか、家で練習しておくと安心です(キャリーに慣らす方法)。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 泊まれる犬の大きさ・頭数 | 注意事項に書いていない宿が多い |
| 部屋でケージに入れる決まりがあるか | ケージが苦手な子は泊まりにくい |
| 犬の料金(1頭あたり)と、ワクチン証明の条件 | 宿代とは別にかかることが多い |
| 食事の場所に犬を連れて行けるか | 外で食べるなら、犬と入れるお店を探す手間が増える |
| 人が温泉や展望風呂に入る間、犬を部屋に残せるか | 犬だけの留守番を断る宿もある |
| 宿泊税・入湯税が料金に入っているか、駅からの送迎 | 総額と移動の手間が変わる |
宿のルールの実例は犬と泊まれる宿のルールにまとめています。
ごはんと、季節の準備
ごはん
- お昼は岩岳の山頂で。 Hakuba DELIには、ペット専用のメニューと、ペットと一緒に使える店内席があります。山頂のテラスも犬と過ごせます
- ふもとのお店は、行く前に確かめる。 犬と入れるのはテラスだけか店内もOKか、大型犬はどうか、混む時間に犬連れの席が限られないかを、お店の公式ページや電話で確かめます
- 夕食・朝食は、犬と一緒に食べられる宿にすると楽。 部屋食か、犬と同じ食事処かは宿によってまったく違います
季節
- 夏:山の上は平地より涼しい一方、日ざしは強くなります。環境省も、夏の日中の散歩は熱中症や肉球のやけどの危険があると注意しています。ふもとの散歩は朝夕にします
- 秋:朝晩は冷えます。ゴンドラは五竜が10月18日、八方が11月3日、岩岳が11月15日で終わります(2026年)
- 冬:白馬はスキーリゾートになります。雪道の運転の備えが必要で、宿代も上がりやすい時期です
持ち物
- 狂犬病予防注射の注射済証・注射済票と、混合ワクチンの接種証明書(五竜は提示が必要。岩岳も接種時期の条件あり)
- 伸びないリード、首輪かハーネス、迷子札
- 水と器、うんち袋、ペットシーツ
- 上着(人と犬の両方)、タオル
- ケージ・クレート(宿で使う場合)
持ち物の全体は犬の旅行の持ち物リストで確かめられます。
よくある質問
Q大型犬でもゴンドラに乗れますか?
白馬岩岳のゴンドラは、ケージなしで、リードをつけて大型犬も乗れると案内しています。八方ゴンドラリフト「アダム」と白馬五竜テレキャビンは、公式の案内に大きさの決まりが書かれていないので、行く前に問い合わせてください。
Q犬とゴンドラに乗るといくらかかりますか?
2026年は、白馬岩岳がペット1頭800円、八方ゴンドラリフト「アダム」が1頭往復700円(毎月1日は無料)、白馬五竜テレキャビンが無料です(各公式サイトより)。
Q11月に行っても犬とゴンドラに乗れますか?
2026年は、八方が11月3日まで、岩岳が11月15日までです。11月4日〜15日は岩岳だけになります。白馬五竜は10月18日で終わります。
Q八方尾根で犬と登山できますか?
うさぎ平から上は中部山岳国立公園のため、犬は入れません。犬と行けるのはうさぎ平までです。
Q白馬の犬と泊まれる宿はいくらくらいですか?
楽天トラベルに載っている白馬村の宿で料金がわかる27軒では、最安料金(1人)の真ん中が12,000円でした。8,000円未満の宿が8軒、3万円以上の宿が5軒と幅が広いので、予算の帯で探します。宿代とは別に、犬の料金と宿泊税(素泊まり6,000円以上で1人200円〜)がかかります。
参考にした情報
- 白馬岩岳マウンテンリゾート「ペット」(乗れるリフト、ドッグラン、Hakuba DELI、バギー、予防接種の条件)
- 白馬岩岳マウンテンリゾート「GREEN SEASON」(2026年の営業期間・時間、ペット1頭800円)
- 白馬八方尾根スキー場「八方ゴンドラリフト『アダム』ペット乗車について」(料金、期間、うさぎ平まで、入れない場所)
- 白馬五竜高山植物園「ペット乗車について」(2026年)(無料、入れる範囲、必要な証明書、誓約書)
- 白馬村「宿泊税のご案内」
- 白馬村「入湯税」
- JR東日本「ペットと一緒に列車に乗ることはできますか。」
- 環境省「防ごう!ペットの熱中症」(PDF)
- 犬ふぁん 施設データの集計(白馬村の犬と泊まれる宿49軒、全国2,500軒。楽天トラベルに載っている宿の公開情報、2026年10月10日時点)
(いずれも2026年10月に確認)
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