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ドッグランは無料?有料?公営ドッグランの料金と登録料の実例

公営中心に規約まで確かめたドッグラン176か所では、「無料」と明記しているところが62.5%。一方で登録料・年会費がいるところが19.3%、1回ごとに払うところが6.8%ありました。無料でも登録や入園料が必要なことがあります。実例と、1年通った場合の費用の計算までまとめました。

犬ふぁん編集部公開 2026-10-11約23分で読めます

62.5%料金の書き方を読み取れたドッグラン176か所のうち、「無料」と明記しているところ

まず結論:公営ドッグランは「無料」が6割。ただし登録料・年会費がいるところが2割ある

「ドッグランって無料なの?有料なの?」という疑問に、犬ふぁんのデータで答えます。

犬ふぁんでは、主に自治体や公園の公営ドッグランについて、公式ページで利用規約まで確かめています。そのうち、料金の書き方を読み取れたのは176か所でした。分けると次のとおりです。

料金の書き方
  1. 無料と明記62.5%110か所
  2. 登録料・年会費あり19.3%34か所
  3. 1回ごとの料金6.8%12か所
62.5%料金の書き方を読み取れたドッグラン176か所のうち、「無料」と明記しているところ

わかったことを先にまとめます。

  • 公営中心のドッグランでは「無料」と書いているところが62.5%で、いちばん多い
  • ただし登録料や年会費がいるところが19.3%ある。1年に数百円から数千円が多い
  • 1回ごとに払うところは6.8%と少なめ。1回200円〜500円ほどの例が多く、土日に高くなるところもある
  • 「無料」でも、公園の入園料、有料道路の通行料、駐車場代が別にかかることがある
  • 「無料」でも、事前の登録をしないと入れないところが多い。登録には狂犬病予防注射の証明などが必要になる

つまり、答えは「公営なら無料のところが多い。でも、0円で今日すぐ入れるとは限らない」です。この記事では、無料・登録料・1回ごとの3つのパターンを、公式ページで確かめた実例で見ていきます。最後に、1年通ったらいくらになるかの計算と、料金を確かめるチェックリストもまとめました。

調べ方と、このデータでわかること・わからないこと

どんなデータか

犬ふぁんに載っているドッグランは694か所です(2026年10月10日時点の集計)。このうち、公式ページで利用規約まで確かめたのが223か所で、主に自治体・公園の公営ドッグランです。その中で、料金について読み取れたのが176か所でした。この記事の割合は、すべてこの176か所を母数(n)にしています(登録の条件の割合だけは、登録について読み取れた207か所が母数です)。

規約まで確かめた223か所のうち、運営が自治体などの公営とわかるのは163か所でした。残りは、公園の中で民間の会社が運営しているドッグランや、観光施設・民間のドッグランです。

気をつけてほしい3つの点

  1. 民間の有料ドッグランの相場ではありません。 規約まで確かめたのは公営中心です。民間のドッグラン、カフェや宿に付いているドッグランは、ここに入っていないものが多く、料金の傾向は違うと考えてください
  2. 「無料と明記」は、ドッグランの利用料の話です。 公園の入園料や駐車場代までは数に入っていません
  3. 料金は変わります。 実際、この記事で取り上げる湯河原海辺公園のドッグランは、2026年4月に有料から無料に変わりました。行く前に必ず公式ページを見てください

タグの「無料」との違い

犬ふぁんの施設ページには「無料」の目印(タグ)もあります。694か所のうち、このタグが付いているのは102か所(14.7%)でした。上の62.5%より低いのは、タグは付け漏れが多く、規約まで確かめていない施設が分母に入っているからです。「無料のドッグランは15%しかない」という意味ではないので注意してください。

都道府県の「数」は比べない

規約まで確かめたドッグランは、東京都が多くなっています。集めた範囲の差なので、「〇〇県は無料のドッグランが多い・少ない」といった比べ方はしません。

パターン1:無料のドッグラン(62.5%)

本当に0円で使えるところ

公式ページで「無料」と確かめた例です。

  • さいたま市の新見沼大橋スポーツ広場ドッグランは、利用料金が無料です(公式ページより)。駐車場も33台あります
  • 江東区のたつみの森ドッグラン(東京都立の海上公園)は、利用料金が無料です(公式ページより)。ただし利用登録が必要です
  • 日野市営ドッグラン(駒形公園内)は、使用料が無料。市の環境政策課に利用登録をしてから使えます(公式ページより)
  • 神奈川県湯河原町の湯河原海辺公園ドッグランは、2026年4月1日から有料施設から無料施設になり、受付・登録も不要、町の内外を問わず24時間使えるようになりました(町の公式ページより)
施設湯河原海辺公園ドッグラン営業・診療時間:毎日24時間ドッグラン・神奈川県湯河原町

「無料」でも登録はいる

無料のドッグランで多いのが、「お金はかからないけれど、先に登録が必要」という形です。

犬ふぁんで規約から登録の条件を読み取れた207か所では、登録制・会員制のところが75.8%、狂犬病予防注射の証明を求めるところが80.2%、年度ごとに更新がいるところが28.0%ありました。無料かどうかとは別に、多くのドッグランで「登録」と「証明書」が入口になっています。

たとえば東京都の都立公園のドッグランは、WEBでの事前登録制です。駒沢オリンピック公園のページには、登録証が届くまで通常1週間〜10日ほどかかること、公園の窓口では登録できないこと、どの公園のフォームから登録しても都立12公園のドッグランを使えることが書かれています。登録は狂犬病予防注射済票の年度ごとに分かれています(公式ページより)。

「無料」でも別のお金がかかる

ドッグランの利用料は0円でも、その場所に入るためのお金が別にかかることがあります。

ドッグランドッグランの料金別にかかるお金(公式ページより)
国営昭和記念公園(東京都立川市)公園入園料のみで利用できる入園料 大人450円・シルバー210円、中学生以下無料
滋賀農業公園ブルーメの丘(滋賀県日野町)無料ブルーメの丘の入園料
嵐山-高雄パークウエイ「ワン遊ランド」(京都市)無料パークウエイの通行料金
びわこ箱館山(滋賀県高島市)無料山頂へのゴンドラ料金(料金は公式ページで確認を)

こうしたドッグランは、「公園や観光地に遊びに行くついでに使う」ものです。ドッグランだけを目当てに通うなら、入園料や通行料も含めて1回いくらになるかを考えておきましょう。

国営昭和記念公園には、「わんパス!」(愛犬登録カード)という1頭300円・1年間有効のカードもあります。持っていると、入口での誓約書の記入や、ドッグランでの毎回の証明書の提示が免除されます。登録しなくても入園料だけで使えるので、よく行く人向けの便利カードという位置づけです(公式ページより)。

施設国営昭和記念公園 ドッグラン営業・診療時間:公園の開園時間に準じます。公式ページでご確認くださいドッグラン・東京都立川市

無料のドッグランで気をつけたいこと

無料のドッグランには、スタッフがいない「無人」のところもあります。トラブルが起きたときに間に入る人がいないので、飼い主どうしで気をつけ合うことがより大切になります。また、管理を地域のボランティアの人たちが手伝っているところもあります。新見沼大橋スポーツ広場ドッグランは「見沼ドッグランサポーターズクラブ」、日野市営ドッグランは有志のボランティアの協力で運営されていると公式ページに書かれています。無料で使える場所は、使う人のマナーで支えられている、と考えておきましょう。

パターン2:登録料・年会費がいるドッグラン(19.3%)

登録料の実例

利用のたびにはお金がかからず、登録のときにだけ払う形です。公式ページで確かめた例を並べます。

ドッグラン登録料・年会費1回ごとの料金
北勢中央公園(三重県四日市市)年間500円無料
春日公園(福岡県春日市)年500円1回1頭200円
北総花の丘公園(千葉県印西市)年間1,200円+ホルダー代200円(新規)なし
新潟県立紫雲寺記念公園(新潟県新発田市)年会費 1頭3,000円なし
国営昭和記念公園(東京都立川市)わんパス!1頭300円(任意)入園料のみ

いずれも、登録料は1年に数百円〜3,000円ほどでした。登録料の中身は「登録証やホルダーを作る費用」「管理費」など、施設によって説明の仕方が違います。

北総花の丘公園の例:登録に何がいるか

千葉県立北総花の丘公園のドッグランは、毎年更新の登録制です。2026年度は登録料を改定したと公式ページで案内しています。登録に必要なものは次のとおりでした(公式ページより)。

  • 年間登録料1,200円(税込)
  • 狂犬病予防接種の注射済票(2025年度または2026年度のもの)か、2025年4月1日以降に発行された証明書。コピーやはっきり見えるスマホの画像も可
  • ホルダー代200円(1頭に1つ。新規の人は購入、継続の人は持参)
  • 犬の写真(縦3cm×横2.5cm)。持っていない場合は1回300円で印刷できる

登録証はホルダーに入れて首から下げ、ほかの利用者から見えるようにする決まりです。登録料のほかに、ホルダー代や写真代がかかることがある、という良い例です。

施設北総花の丘公園ドッグランドッグラン・千葉県印西市

紫雲寺記念公園の例:年会費3,000円とキャンプ場利用者

新潟県立紫雲寺記念公園のドッグランは会員制で、登録料(年会費)は1頭3,000円です。新規登録には、犬鑑札(マイクロチップで登録している場合は番号のわかる書類)、過去1年以内の狂犬病予防注射済票、飼い主の身分証が必要で、3点そろわないと登録できません。キャンプ場の利用者は登録料が無料です(公式ページより)。

公園のキャンプ場や宿に泊まる人は、ドッグランの料金が別扱いになることがあります。旅行で使うときは、泊まる施設の案内も見ておきましょう。

春日公園の例:登録料+1回ごとの料金

福岡県営の春日公園ドッグランは、登録料が年500円、利用料が1回1頭200円です。利用には必ず登録が必要で、犬鑑札、マイクロチップ登録証明書、狂犬病予防注射の証明、混合ワクチンの接種証明を求めています。月齢6か月未満の子犬は登録・入場できません(福岡県の利用案内より)。

登録料と1回ごとの料金の両方がかかる形は、通う回数によって1年の費用が大きく変わります。後の「1年通うといくら?」で計算します。

施設春日公園ドッグラン営業・診療時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)ドッグラン・福岡県春日市

登録の受付場所もさまざま

登録料を払う場所も、ドッグランによって違います。北総花の丘公園は公園内のインフォメーションでの受付とWEB申請、紫雲寺記念公園は公園の管理事務所、北勢中央公園は管理事務所での登録申請、相模原公園は運営団体が開く登録会への参加、川越公園は管理ハウスでスタッフから説明を受けて登録、という形でした(いずれも公式ページより)。窓口で登録するところは、受付の時間と休みの日も確かめておきましょう。登録の場で料金を現金で払う形のところもあります。

登録料は「年度」で切れることが多い

登録料・年会費のドッグランで気をつけたいのが、有効期限です。

  • 北総花の丘公園:毎年の更新。WEBでの申請は2月末で終わり、翌年度は案内に従って申請
  • 紫雲寺記念公園:年度内有効の会員証
  • 都立公園(無料・登録制):狂犬病予防注射済票の年度ごとに申請フォームが分かれている
  • 国営昭和記念公園のわんパス!:発行日から1年間。更新は期限の1か月前から

「4月から3月まで」の年度で区切るところと、「登録した日から1年」のところがあります。年度で区切るところで年の途中に登録すると、数か月で更新になることもあります。別府市ドッグランの年間利用のように、年度途中に買うと月割りになるところもあります(後で紹介します)。

パターン3:1回ごとに払うドッグラン(6.8%)

1回ごとの料金の実例

利用のたびに払う形です。年間券や回数券を用意しているところも多くありました。

ドッグラン1回の料金年間券・回数券など
春日公園(福岡県春日市)1頭200円(別に年500円の登録料)なし
別府市ドッグラン(大分県別府市)1頭320円年間利用 1頭4,760円
ホットスタッフ川越パーク(埼玉県川越市)都度会員450円(別に登録料1頭1,400円)回数券2,250円(6回分)、年会費18,000円
丹後王国「食のみやこ」(京都府京丹後市)1頭500円年間パスポート 1頭10,000円
ゆりの里公園(福井県坂井市)1匹500円会員限定の「わんちゃんの日」は300円
稲毛海浜公園 DOG PARK INAGE(千葉市)平日 大人1名+犬1頭800円、土日祝1,500円大人追加500円、犬追加 平日400円・土日祝500円、小学生以下無料

1回の料金は200円〜500円ほどが多く、公園の中にある運営会社のドッグランでは、平日と土日祝で料金が違うところもありました。

別府市の例:料金を変えた理由も書かれている

別府市ドッグランは、2020年10月1日から料金を改定し、一時利用が1頭1回320円、年間利用が1頭4,760円(最長1年)になりました。年間利用の期間は年度末の3月までで、5月以降の年度途中に買うと、買った月から3月までの月割りになります。公式ページには、利用する人としない人の負担の公平性などを考えて改定したと書かれています(公式ページより)。

施設は大型犬エリア約1,140㎡、体高40cmまでの小型犬エリア約880㎡、フリーエリア約740㎡に分かれています。

施設別府市ドッグラン営業・診療時間:4月〜10月 10:00〜18:00/11月〜3月 10:00〜17:00ドッグラン・大分県別府市

川越公園の例:3つの払い方から選ぶ

埼玉県の川越公園(ホットスタッフ川越パーク)のドッグランは、利用登録が必須で、登録料は1頭1,400円(登録日から1年有効)です。そのうえで、年会費18,000円・都度払い450円・回数券2,250円(6回分)から選べます(公式ページより)。回数券は1回あたり375円になります。

施設ホットスタッフ川越パーク(川越公園)ドッグランドッグラン・埼玉県川越市

ゆりの里公園の例:大型犬が入れる日が決まっている

福井県坂井市のゆりの里公園のドッグランは、通常500円。会員登録をすると、毎月1のつく日などの「わんちゃんの日」に300円で使えます。ふだんは中型犬以下・体重25kg未満の犬が対象で、大型犬・25kg以上の犬は平日の水曜・木曜の午前に開かれる「BIGわんDAY」だけ使えます(公式ページより)。料金だけでなく、「うちの子が入れる日」も確かめる必要がある例です。

1年通うといくら?料金の形ごとに計算してみた

料金の形がちがうと、1年の費用はどれくらい変わるのでしょうか。公式ページの料金をもとに、犬1頭で「月2回(年24回)」通った場合を計算しました。駐車場代や入園料、交通費は入れていません。

ドッグラン計算1年(24回)の合計
北勢中央公園(登録料のみ)500円500円
北総花の丘公園(登録料のみ、新規)1,200円+ホルダー200円1,400円
紫雲寺記念公園(年会費)3,000円3,000円
春日公園(登録料+1回)500円+200円×24回5,300円
別府市(年間利用)4,760円4,760円
別府市(毎回一時利用)320円×24回7,680円
丹後王国(毎回)500円×24回12,000円
丹後王国(年間パスポート)10,000円10,000円
川越公園(登録料+回数券)1,400円+2,250円×4冊10,400円
川越公園(登録料+年会費)1,400円+18,000円19,400円
稲毛海浜公園(平日、大人1名+犬1頭)800円×24回19,200円

年間券は「何回から得か」

1回ごとと年間券の両方があるところは、何回通えば年間券のほうが安くなるかを計算できます。

  • 別府市:4,760円÷320円=14.9回。1年に15回以上行くなら年間利用のほうが安い(月1〜2回が分かれ目)
  • 丹後王国:10,000円÷500円=20回。1年に20回以上行くなら年間パスポート
  • 川越公園:年会費18,000円÷都度450円=40回、回数券(1回375円)と比べると48回。週1回くらい通う人向け

年度の途中から始めると、年間券の期間が短くなることがあります(別府市は年度途中の購入で月割り)。いつから通い始めるかも計算に入れましょう。

同じ「月2回」でも1年500円から2万円近くまで

計算すると、登録料だけのところは1年500円〜3,000円、1回ごとのところは1年5,000円〜2万円ほどと、大きな差が出ました。

ただし、高いから悪い・安いから良いではありません。料金のちがいは、スタッフがいるか、受付で証明書を毎回確かめるか、芝生や設備の手入れ、営業時間などのちがいでもあります。たとえば稲毛海浜公園のDOG PARK INAGEは受付があり、同意書の記入が必要で、営業時間は10時〜17時、月曜定休です(公式ページより)。

多頭飼い・家族で行くと料金はどう変わる?

「1頭ごと」か「1人+1頭」か

料金表を読むときにまず見たいのが、何に対してお金がかかるかです。確かめた例では、次の3つの数え方がありました。

  • 犬1頭ごと:別府市(1頭1回320円)、春日公園(1回1頭200円)、丹後王国(1頭500円)、紫雲寺記念公園の年会費(1頭3,000円)など、多くのドッグランがこの形です
  • 人も数える:稲毛海浜公園のDOG PARK INAGEは「大人1名+犬1頭」が基本で、大人や犬が増えるごとに追加料金がかかります。小学生以下は無料です
  • 人と犬の両方を登録する:相模原公園は、運営団体の会員登録で人と犬の両方の登録申込書を出す形です

2頭・家族で行く場合の計算例

公式ページの料金で、2頭や家族で行った場合を計算してみます。

ドッグラン行き方1回の料金
別府市犬2頭(一時利用)320円×2頭=640円
丹後王国犬2頭500円×2頭=1,000円
稲毛海浜公園(平日)大人1名+犬2頭800円+400円=1,200円
稲毛海浜公園(土日祝)大人1名+犬2頭1,500円+500円=2,000円
稲毛海浜公園(土日祝)大人2名+犬1頭+小学生1名1,500円+500円=2,000円

1頭ごとの料金だと、多頭飼いの家庭は頭数分だけ費用が増えます。年間券も1頭ごとのところが多い(別府市の年間利用4,760円、丹後王国の年間パスポート10,000円はどちらも1頭あたり)ので、2頭なら2倍になります。

1人で連れて入れる頭数にも決まりがある

料金とは別に、1人が一度に連れて入れる頭数を決めているドッグランもあります。犬ふぁんで規約を確かめた例では、別府市ドッグランは飼い主1人につき2頭まで、都立公園の多くは最大2頭まで(水元公園は3頭まで)としていました。3頭以上で行くときは、人も一緒に行けるように計画しましょう。

料金表の読み方と、料金のほかにかかるお金

料金表のことばの読み方

ドッグランの料金の案内には、似たことばがいくつも出てきます。意味を押さえておくと、比べやすくなります。

ことばだいたいの意味例
利用料・使用料使うたびにかかるお金春日公園 1回1頭200円
登録料登録証を作るときのお金。1年ごとが多い北勢中央公園 年間500円
年会費会員として1年間使うためのお金紫雲寺記念公園 1頭3,000円、川越公園 18,000円
都度・一時利用年間ではなく、その日だけ使う別府市 一時利用320円
回数券何回分かをまとめて買う川越公園 6回分2,250円
年間パスポート・年間利用1年間は何回でも使える丹後王国 10,000円
入園料・通行料ドッグランではなく公園・道路に入るお金昭和記念公園 大人450円

「登録料」と「年会費」は、施設によって同じ意味で使われていることもあります(紫雲寺記念公園は「登録料(年会費)」と書いています)。大事なのは名前ではなく、「1年でいくらか」「1回でいくらか」「いつまで有効か」です。

税込かどうか、改定日はいつか

北総花の丘公園の登録料は「1200円(税込)」のように税込と書かれていました。公営のドッグランの使用料は税込で書かれていることが多いですが、民間の施設では税抜の表示もあります。また、料金の案内には改定日が書かれていることがあります(別府市は「令和2年10月1日より」)。ページの更新日やお知らせ欄も合わせて見てください。

証明書をそろえる費用

多くのドッグランが求める証明書は、それ自体にお金がかかります。

  • 犬の登録(鑑札)と狂犬病予防注射:狂犬病予防法で、飼い主には市町村への犬の登録、毎年の狂犬病予防注射、鑑札と注射済票を犬に付けることが義務づけられています(厚生労働省)。毎年4月〜6月が予防注射の期間です。費用は市町村や動物病院によって違うので、お住まいの市町村で確かめてください
  • 混合ワクチンの証明:規約から登録の条件を読み取れた207か所のうち、混合ワクチンの証明を求めるのは22.7%でした。求められる種類(3種以上・5種以上など)はドッグランで違います。ワクチンの種類や時期は、かかりつけの動物病院に相談してください

これらはドッグランのためだけのお金ではありませんが、「無料のドッグランを使うための準備」として必要になります。

写真・ホルダー・身分証

  • 犬の写真:207か所のうち8.2%が求めていました。北総花の丘公園は縦3cm×横2.5cm、川越公園は4cm×4cm以内など、大きさも決まっています
  • 身分証:207か所のうち5.8%。紫雲寺記念公園、丹後王国の年間パスポートなどで求められます
  • ホルダー:登録証を首から下げるところでは、ホルダー代がかかることがあります

駐車場・交通

公営のドッグランは公園の中にあることが多く、公園の駐車場が有料のこともあります。犬ふぁんで「駐車場あり」の目印が付いているドッグランは、694か所のうち192か所(27.7%、タグでわかった分だけ)でした。駐車場の有無と料金は、公園の公式ページで確かめてください。

時間の手間

  • WEB登録から登録証が届くまで1週間〜10日ほど(都立公園の例)
  • 窓口での登録は開いている時間が限られる
  • 運営団体の「登録会」に参加して会員になる形もある(相模原公園など)

お金はかからなくても、登録の手間がかかるドッグランがあります。初めて行く日の前に、余裕をもって手続きをしましょう。

民間のドッグランの料金はどう見る?

この記事の数字は公営中心ですが、民間のドッグランを使う人も多いはずです。犬ふぁんで規約を確かめた民間の例では、料金の金額は変わることがあるため公式ページで確かめるよう案内しているところが目立ちました。たとえば東京都江東区のHOT DOG PARK(HOT DOG TOWN 有明店)は年間会員制で、年間会員費と利用料がかかる形、東京都青梅市の東京ドギーズガーデンはフリー利用と月ぎめのパスポートのプランがある形です。

民間のドッグランを比べるときは、次の点を見るとよいでしょう。

  • 入会金・年会費がいるか、ビジター(1回だけ)で使えるか
  • 1回の料金に時間の区切りがあるか(何時間まで、など)
  • 人の入場料がかかるか
  • 貸切の料金があるか
  • 混合ワクチンの種類(5種以上など)の決まり
  • おむつ・マナーベルトなど、入場時に必要なもの

金額は変わりやすいので、この記事では民間の料金の相場は出していません。気になる施設は、公式ページで最新の料金を確かめてください。

無料と有料、どう選ぶ?

料金の形ごとの向き・不向き

料金の形向いている人気をつけたいこと
無料(登録なし)近くで気軽に使いたい無人のことが多い。トラブルは飼い主どうしで対応
無料(登録あり)近所に住んでいて何度も通う登録に日数がかかる。年度ごとの更新
登録料・年会費同じ場所に定期的に通う有効期限と、年度途中の登録のしかた
1回ごとの料金たまに行く、旅行先で使う回数が増えると高くなる。年間券と比べる
入園料・通行料が別公園や観光のついでにドッグランだけのためだと割高になることも

よく行くなら「近くの登録制」、旅先なら「1回ごと」

近所のドッグランに月に何度も行くなら、登録制のところで登録をすませておくのがいちばん安く済みやすい形です。旅行先やたまのおでかけなら、登録がいらず1回ごとに払えるところのほうが手間がかかりません。旅行先で使うなら、宿にドッグランが付いているかを見るのも1つの方法です。

犬ふぁん全国のドッグランのある犬と泊まれる宿思いきり走れる宿特集・239件

屋内や小型犬向けは、別の考え方で

犬ふぁんのドッグラン694か所のうち、屋内は50か所(7.2%)、屋外は635か所(91.5%)でした。雨の日や暑い日に使える屋内ドッグランは数が少ないので、料金だけでなく、天気や季節に合わせて使い分けるとよいでしょう。小型犬エリアがあるという目印が付いているのは144か所(20.7%、タグでわかった分だけ)です。

犬ふぁん全国の屋内ドッグラン雨の日・暑い日も遊べる特集・50件犬ふぁん全国の無料のドッグラン公園・SA/PAも特集・101件

料金と一緒に見たい「使える日・時間」

料金が安くても、行きたい日に開いていなければ使えません。公式ページで確かめた例では、利用できる日や時間にもいろいろな決まりがありました。

季節で時間が変わる

  • 北勢中央公園(三重県四日市市):1月5日〜3月31日と11月1日〜12月28日は8時30分〜16時30分、4月〜6月と10月は17時30分まで、7月〜9月は6時30分〜18時30分。時間外は施錠されます
  • 別府市ドッグラン:4月〜10月は10時〜18時で、11月〜3月は時間が変わります
  • ゆりの里公園:9時30分〜17時、冬(12月〜2月)は16時30分まで。毎週火曜と年末年始が休み
  • 春日公園:1月4日〜12月28日の9時〜17時(最終入場16時30分)

夏は朝早くから開けるところ、冬は早く閉まるところがあります。仕事帰りに行こうと考えているなら、季節ごとの終了時刻を見ておきましょう。

大きさで「使える日」が分かれる

北勢中央公園は、小型犬(10kg未満)と中・大型犬(10kg以上)で使える曜日を分けていて、曜日は月ごとに入れかわります。ゆりの里公園は、大型犬・25kg以上の犬は「BIGわんDAY」(平日の水曜・木曜の午前)だけです。料金が安くても、うちの子が入れる日が月に数日しかない、ということもあります。

照明・24時間

湯河原海辺公園は2026年4月から毎日24時間使えるようになりました。一方で、新見沼大橋スポーツ広場ドッグランは照明がなく日没後は使えない、たつみの森ドッグランも夜間照明がないので注意するよう案内しています(いずれも公式ページより)。無料で時間の制限がゆるいところでも、暗い時間は犬の様子やフンが見えにくくなります。

実例:こんなときは、どの料金の形が合う?

例1:近所の公園に毎週末行きたい

年に50回ほど通うなら、1回ごとの料金は大きくなります。近くに登録制のドッグランがあれば、登録料だけ(年数百円〜3,000円ほど)で使えるところがいちばん負担が少なくなりやすいです。登録に日数がかかることがあるので、先に手続きをすませましょう。

例2:旅行先で1回だけ使いたい

登録制のドッグランは、旅行者には使いにくいことがあります。受付や登録がいらないところか、1回ごとに払えるところを選びます。証明書のコピーや画像を受け付けるかも確かめておくと、旅先であわてずにすみます。

例3:月に1〜2回、少し遠くの広いドッグランへ

別府市のように年間利用と一時利用があるところでは、年15回より少なければ一時利用のほうが安くなります。年に十数回なら、年間券を買う前に、通えそうな回数を数えてみましょう。

例4:大型犬で、思いきり走らせたい

料金の前に「大型犬が入れるエリア・日があるか」を確かめます。ゆりの里公園のように大型犬の日が決まっているところ、北勢中央公園のように曜日で分けるところがあります。エリアが分かれているところなら、大型犬エリアの広さも見ておくと安心です。

行く前に料金を確かめるチェックリスト

確かめること見るところ
ドッグランの利用料(無料か、1回いくらか)自治体・公園の公式ページ
登録がいるか、登録料はいくらか公式ページの「利用登録」「会員」の案内
登録にかかる日数と、申し込み方(WEB・窓口・登録会)公式ページ
有効期限(年度か、登録日から1年か)公式ページ、登録証
年間券・回数券があるか、何回で得になるか料金表
公園の入園料・通行料・駐車場代公園の公式ページの料金案内
必要な証明書(狂犬病予防注射・混合ワクチン・鑑札)利用規約
写真・ホルダー・身分証など、そのほかに必要なもの登録の案内
土日祝や頭数で料金が変わるか料金表
料金が改定されていないか公式ページの更新日・お知らせ
犬ふぁん全国のドッグランを探す公園・商業施設・高速道路のSA/PAにあるドッグランです。無料か、小型犬エリアがあるかで絞り込めます。

よくある質問

Qドッグランは無料のところが多いですか?
A

公営中心に規約まで確かめた176か所では、「無料」と明記しているところが62.5%でした。ただし民間のドッグランは含まれていない数字です。また無料でも、登録が必要なところや、公園の入園料がかかるところがあります。

Q無料のドッグランに、登録なしで入れますか?
A

ところによります。湯河原海辺公園のように受付・登録が不要なところもあれば、都立公園のように事前のWEB登録が必要なところもあります。規約を読み取れた207か所では、登録制・会員制が75.8%でした。

Q年間券は買ったほうが得ですか?
A

通う回数しだいです。別府市なら年15回以上、丹後王国なら年20回以上で年間券のほうが安くなります。年度の途中から始めると期間が短くなることもあるので、時期も考えてください。

Q料金はよく変わりますか?
A

変わることがあります。湯河原海辺公園は2026年4月に無料化し、北総花の丘公園は2026年度に登録料を改定、別府市は2020年10月に料金を改定しています。行く前に公式ページで確かめてください。

Q子犬でも登録できますか?
A

ドッグランによります。春日公園は月齢6か月未満の子犬は登録・入場できないとしています。子犬の場合は、ワクチンの時期も含めて、かかりつけの動物病院に相談してから行く場所を決めてください。

Q証明書はコピーやスマホの画像でもいいですか?
A

ドッグランによります。北総花の丘公園はコピーやはっきり見えるスマホ画像も可、丹後王国は狂犬病予防接種済票のコピー可としています。プレート状の実物を求めるところもあるので、登録の案内で確かめてください。

参考にした情報

  • 千葉県立北総花の丘公園「2026年度 ドッグラン登録について」:https://hayashi-lce.jp/hokusou/pages/159/
  • 新潟県立紫雲寺記念公園「ドッグラン」:https://shiunjikinen-park.jp/dogrun
  • 三重県「北勢中央公園ドッグラン」:https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0038500157.htm
  • 福岡県「春日公園ドッグラン ご利用案内」:https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/232696.pdf
  • 別府市「ドッグラン」:https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/kouen_tyuusyajyou/03kouen_03-07dogrun.html
  • 埼玉県公園緑地協会 川越公園「ドッグラン」:https://www.parks.or.jp/kawagoesuijo/guide/000/000122.html
  • 丹後王国「食のみやこ」「ドッグラン」:https://tangooukoku.com/dog-run/
  • ゆりの里公園「ドッグラン」:https://yurinosato.com/dogrun/
  • 稲毛海浜公園「DOG RUN」:https://sunsetbeachpark.jp/activity/dog-run/
  • 湯河原町「湯河原海辺公園ドッグランの利用方法について」:https://www.town.yugawara.kanagawa.jp/soshiki/5/28906.html
  • さいたま市「新見沼大橋スポーツ広場ドッグラン」:https://www.city.saitama.lg.jp/004/006/003/003/p046544.html
  • 海上公園なび「たつみの森ドッグラン」:https://www.tptc.co.jp/park/03_01/dogrun
  • 日野市「日野市営ドッグラン」:https://www.city.hino.lg.jp/shisetsu/kankyo/koene/1001024.html
  • 東京都公園協会「駒沢オリンピック公園 施設案内(ドッグラン)」:https://www.tokyo-park.or.jp/park/komazawa-olympic/facility/index.html
  • 国営昭和記念公園「ドッグラン」:https://www.showakinen-koen.jp/facility/facility-522/
  • 国営昭和記念公園「各種料金」:https://www.showakinen-koen.jp/price/
  • 滋賀農業公園ブルーメの丘「ドッグラン」:https://www.blumenooka.jp/lp/dogrun/
  • 嵐山-高雄パークウエイ「ワン遊ランド」:https://www.parkway-hankyu.com/facilities/dog-run/
  • びわこ箱館山「With your dog」:https://www.hakodateyama.com/green/dog/
  • 神奈川県「相模原公園ドッグラン」:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/n7t/dr.html
  • 厚生労働省「狂犬病に関するQ&Aについて」:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
  • 犬ふぁん 施設データの集計(ドッグランの利用ルール、2026年10月10日時点)

(いずれも2026年10月に確認)

登録は早めにすませて、気持ちよく走りたいワン!

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