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ドッグランに子どもは入れる?年齢制限のある公営ドッグランの規約

ドッグランに子どもが入れるかは規約しだいです。都立公園12か所の規約では、8か所が「保護者と一緒でも入れない年齢」を決めていて、いちばん多いのは未就学児(0〜6歳)。入れる年齢でも、中学生か小学生までは大人の同伴が必要です。都外の公営ドッグランの実例と、家族で行くときの段取りもまとめました。

犬ふぁん編集部公開 2026-10-13約23分で読めます

まず結論:未就学児は入れないところが多く、中学生までは大人と一緒が基本

ドッグランに子どもが入れるかどうかは、ドッグランごとの規約で決まっています。法律で決まった全国共通の年齢はありません。ただ、公営のドッグランの規約を読み比べると、決め方はかなり似ています。

犬ふぁんが公式の規約から子どもの年齢の決まりを書き写している都立公園のドッグラン12か所を並べると、次のようになりました。

子どもの年齢の決まりドッグランの数(n=12)
保護者と一緒でも入れない年齢がある8か所
中・大型犬エリアだけ、未就学児は原則入れない1か所
入れない年齢はなく、大人の同伴だけを決めている3か所

わかったことを先にまとめます。

  • 12か所中8か所は「保護者と一緒でも入れない年齢」を決めている。 いちばん多いのは未就学児(0〜6歳)で6か所。ほかに「小学生以下」が1か所、「16歳未満」が1か所
  • 入れる年齢でも、多くは大人の同伴が必要。 同伴が必要な年齢の上限は「12歳以下(小学生まで)」と「中学生以下」に分かれ、18歳未満まで同伴を求めるところも2か所ある
  • 同伴する大人は「成人以上の保護者」「18歳以上の保護者」と書くところが多い。 小山内裏公園は「登録した成人保護者」と、さらに条件をしぼっている
  • 理由として規約に書かれているのは、「トラブルが起きたとき、本人が対処できないため」と「ドッグランは犬の運動場で、大人でも事故の可能性がある危険な場所のため」

都外の公営ドッグランの規約も確かめると、「乳幼児・未就学児は入れない」「中学生以下は保護者の同伴が必要」という組み合わせがよく見られました。ただし、入れない年齢の線は「3歳以下」「5歳以下」「未就学児」「小学生以下」「16歳未満」とばらばらです。家族で出かける前に、行くドッグランの規約の「子ども」「年齢」「同伴」の欄を必ず読むのがいちばん確実です。

調べ方と、このデータでわかること・わからないこと

どんなデータか

犬ふぁんには、全国のドッグラン694か所の情報が載っています(2026年10月10日時点)。このうち、公式ページで利用規約まで確かめたのは223か所で、主に自治体や公園が運営する公営のドッグランです。

子どもの年齢の決まりは、規約の中でも書き方がまちまちで、割合を出せるほどそろった形で集計できていません。そこでこの記事では、犬ふぁんが規約の文章を書き写している12か所の実例をもとに、どんな決め方があるかを整理しました。12か所はすべて、東京都公園協会などが管理する都立公園のドッグランです。

気をつけてほしい3つの点

  1. 全国の傾向を表す数字ではありません。 12か所はすべて東京都の都立公園です。都立公園のドッグランは12公園で利用登録を共通にしているため、規約の形も似ています。ほかの地域の公営ドッグランや、民間のドッグランでは決め方が違うことがあります
  2. 「子どもの決まりがない」ドッグランが少ない、という意味ではありません。 223か所のうち、子どもの決まりを規約に書いていないところや、犬ふぁんが書き写していないところもあります
  3. 母数が12と小さいので、割合(%)は出していません。 「12か所中◯か所」という数え方だけにしています

都外の公営ドッグランは、この記事を書くために、各自治体・公園の公式ページや規約のPDFで別に確かめました。そちらは犬ふぁんのデータの集計ではなく、実例として紹介します。

都道府県ごとの「件数」は比べない

犬ふぁんのドッグランの数は、どの地域の情報を集めたかで変わります。この記事で東京都の例が多いのも、都立公園の規約がそろって公開されていて確かめやすかったためです。「東京は子どもにきびしい」といった読み方はしないでください。

犬ふぁんのデータで見る:都立12公園の子どもの年齢ルール

公園ごとの一覧

規約に書かれていた子どもの年齢の決まりを、公園ごとにまとめました。「ひとりで入れる年齢」は、規約の「同伴が必要な年齢」から読み取ったものです。

公園(所在地)保護者と一緒でも入れない大人の同伴が必要ひとりで入れる年齢(読み取り)
代々木公園(渋谷区)0〜6歳12歳以下13歳から
水元公園(葛飾区)0〜6歳7〜12歳13歳から
城北中央公園(板橋区)0〜6歳中学生以下高校生から
蘆花恒春園(世田谷区)0〜6歳中学生以下高校生から
駒沢オリンピック公園(世田谷区)未就学児小学生・中学生高校生から
桜ヶ丘公園(多摩市)未就学児小学生中学生から
舎人公園(足立区)小学生以下中学生〜18歳未満18歳から
小山内裏公園(町田市)16歳未満16・17歳18歳から
神代植物公園(調布市)中・大型犬エリアは未就学児(原則)小さな子は目を離さない規約に記載なし
木場公園(江東区)なし12歳以下13歳から
小金井公園(小金井市)なし中学生以下高校生から
篠崎公園(江戸川区)なし中学生以下高校生から

(いずれも東京都公園協会の各公園の規約・「公園別ドッグラン利用規約早見表」より要約)

施設代々木公園ドッグラン営業・診療時間:24時間利用できますが、原則として、日の出ている時間帯でのご利用をお願いします(騒音トラブル防止や、照明がなく危険なため)ドッグラン・東京都渋谷区

入れない年齢:いちばん多いのは「未就学児」

保護者と一緒でも入れない年齢を決めていた8か所のうち、6か所は0〜6歳(未就学児)を線にしていました。代々木・水元・城北中央・蘆花恒春園の4公園は「0〜6歳」、駒沢オリンピック・桜ヶ丘の2公園は「未就学児」という書き方です。

線がもっと上にあるところもあります。

  • 舎人公園:小学生以下は、保護者と一緒でも入れない
  • 小山内裏公園:16歳未満は入れない。16歳・17歳は、登録した成人の保護者と一緒なら入れる

小山内裏公園は、12か所の中でいちばんきびしい決め方です。中学生の子が犬と一緒に入りたい、という場合でも入れません。

神代植物公園は、利用年齢の制限そのものはありません。ただし、規約で「中型犬・大型犬用エリアは未就学児の入場は大変危険なので、大人の同伴がある場合でも原則入場は禁止」としています(公式の規約より)。小型犬エリアなら、未就学児も大人と一緒に入れる、という分け方です。

施設小山内裏公園ドッグラン営業・診療時間:騒音トラブル防止や、照明がなく危険なため原則として、毎日9時~17時(年末年始の休園日を除く)ドッグラン・東京都町田市

同伴が必要な年齢:「小学生まで」と「中学生まで」に分かれる

入れる年齢の子どもでも、ひとりでは入れないのが普通です。大人の同伴が必要な年齢の上限は、大きく2つに分かれました。

  • 12歳以下(小学生まで):代々木・水元・木場・桜ヶ丘の4公園。中学生になれば、ひとりで入れる
  • 中学生以下:城北中央・蘆花恒春園・駒沢オリンピック・小金井・篠崎の5公園。高校生になれば、ひとりで入れる

さらに、18歳未満はすべて大人の同伴が必要としているのが舎人公園と小山内裏公園です。つまり、同じ都立公園でも、中学1年生がひとりで犬を連れて入れる公園と、高校3年生でも大人の同伴が必要な公園があります。

同伴する大人の条件

「保護者が一緒ならよい」と書かれていても、だれでもよいわけではありません。規約の書き方は次の3つでした。

  • 成人以上の保護者:代々木・城北中央・駒沢オリンピック・水元・桜ヶ丘・蘆花恒春園・舎人・小金井・篠崎など
  • 保護者(18歳以上):木場公園
  • 登録した成人保護者(18歳以上):小山内裏公園

民法の成年年齢は、2022年4月1日から18歳になりました(法務省)。今は「成人」と書かれていれば、18歳以上と考えてよいでしょう。ただし、高校生のきょうだいが18歳になっていても、「保護者」として認めるかどうかは管理者の判断です。小山内裏公園のように「登録した」保護者に限るところもあるので、きょうだいや祖父母と行くときは、事前に確かめておきましょう。

「歳」で書くか「学年」で書くかで、境目がずれる

規約の年齢は、「0〜6歳」「12歳以下」のように年齢で書くところと、「未就学児」「中学生以下」のように学年で書くところがあります。この違いで、入れるかどうかが変わる子がいます。

  • 6歳の小学1年生:「未就学児は入れない」(駒沢オリンピック・桜ヶ丘)なら、小学生なので入れます(大人の同伴は必要)。「0〜6歳は入れない」(代々木・水元・城北中央・蘆花恒春園)なら、7歳の誕生日までは入れないと読めます
  • 12歳の中学1年生:「12歳以下は同伴が必要」(代々木・木場)なら、13歳の誕生日までは同伴が必要と読めます。「小学生は同伴が必要」(桜ヶ丘)なら、中学生なのでひとりで入れます
  • 15歳の中学3年生と高校1年生:小松市ドッグランは「中学生以下(15歳以下)」と、学年と年齢を並べて書いています。15歳の高校1年生がどちらに入るかは、規約だけでは読み切れません

誕生日の前後で迷うときは、管理事務所に「何歳の、何年生です」と伝えて聞くのが確実です。

規約に書かれている理由

都立公園の規約は、決まりのあとに理由を書いているのが特徴です。

  • 同伴が必要な理由:「トラブル発生時に、本人が対処できないため」(代々木・水元・城北中央・駒沢オリンピックなど)
  • 未就学児が入れない理由:「ドッグランは犬の運動場であり、大人でも事故の可能性のある大変危険な場所のため」(駒沢オリンピック公園)

ドッグランの中では、リードを外した犬が走り回ります。走ってきた犬に体当たりされる、驚いた犬にかまれる、といった事故は、体の小さい子どもほど大きなけがにつながりやすくなります。また、犬どうしのけんかや、犬が人をかむ事故が起きたとき、その場で相手の飼い主と話をしたり、連絡先を交換したりするのは、子どもだけでは難しいことです。

都立公園の規約は、ドッグランでのトラブルは利用者どうしで解決するよう求めています。神代植物公園の規約は、事故が起きたときの決まりとして、東京都の条例にもとづき、犬が人をかんだら飼い主が24時間以内に動物愛護相談センターか保健所に届け出ること、48時間以内に獣医師に検診させることを書いています。こうした手続きを子どもだけで進めるのは無理がある、というのが同伴の決まりの背景です。

施設駒沢オリンピック公園ドッグラン営業・診療時間:24時間利用できますが、原則として、日の出ている時間帯でのご利用をお願いします(騒音トラブル防止や、ドッグラン内も暗く危険なため)ドッグラン・東京都世田谷区

都外の公営ドッグランの実例

都立公園以外ではどうでしょうか。各自治体・公園の公式ページと規約で確かめた例をまとめました(犬ふぁんのデータの集計ではありません)。

ドッグラン(所在地)保護者と一緒でも入れない同伴・同意が必要
春日公園(福岡県春日市)3歳以下(未就園児)15歳以下は同伴、18歳未満は保護者の同意
ロウワー・プラザ緑地ひろば(沖縄県)3歳以下4歳〜13歳(小6)は成年の保護者の同伴
犀川第2緑地(長野市)5歳以下の乳幼児中学生以下は同伴
小松市ドッグラン(石川県小松市)未就学児中学生以下(15歳以下)はひとりで利用できない
足洗潟公園(富山県射水市)乳幼児(ベビーカーも不可)中学生以下は大人と同伴
日野川運動公園(鳥取県米子市)乳幼児中学生以下だけでの利用は禁止
西公園(福岡市中央区)記載なし16歳未満は同伴、18歳未満は保護者の同意
西武庫公園(兵庫県尼崎市)保護者のいない未成年利用登録は18歳以上

(いずれも各公式ページ・規約より要約)

ほかに、中学生以下は保護者の同伴が必要とだけ決めているところも多く見られました。東京都中央区のわんわん広場(築地川公園など3公園)、さいたま市の新見沼大橋スポーツ広場ドッグラン、堺市の海とのふれあい広場のドッグラン、福岡県営筑後広域公園のドッグラン、神奈川県逗子市の第一運動公園「犬の広場」が、この形です(いずれも公式ページ・規約より)。

並べてみると、決め方には2つの段があるとわかります。

  1. 小さな子どもが入れない線:3歳以下、5歳以下、未就学児、小学生以下など。場所によって大きく違う
  2. ひとりで入れない線:中学生以下(15歳以下)がいちばん多い。12歳以下、16歳未満、18歳未満のところもある

春日公園の規約は、「4歳以上の幼児を連れて入る場合は、抱っこをするか手をつなぎ、離れないように」とも書いています(公式の規約より)。入れる年齢であっても、小さな子どもを自由に歩かせてよいわけではありません。

施設新見沼大橋スポーツ広場ドッグラン営業・診療時間:8時半から19時(施設および駐車場)。施設内に照明設備がないため日没後は利用できませんドッグラン・埼玉県さいたま市

年齢のほかに、子ども連れで気をつけたい決まり

年齢の線をクリアしていても、子ども連れで入るときに引っかかりやすい決まりがあります。規約の実例です(いずれも公式の規約より要約)。

ベビーカーは持ち込めないところが多い

  • 小松市ドッグラン:ベビーカー(犬用を含む)や携帯いすは持ち込めない
  • 足洗潟公園:乳幼児は入れず、ベビーカーでの入場もできない
  • 西公園・春日公園(福岡県)、西武庫公園(尼崎市):ベビーカーや犬用カートは持ち込まない
  • 神代植物公園:ベビーカーやドッグカートは、場内のじゃまにならない場所にとめる

「赤ちゃんはベビーカーに乗せたままなら大丈夫」とはならないことが多いので、注意しましょう。

子どもだけにリードを持たせない

春日公園の規約は、入退場のときにリードをつけることに加えて、「お子様だけでリードを持たせないでください」と書いています。犬が急に走り出したとき、子どもの力では止められないことがあるからです。出入口でリードをつけ外しするのは、大人の役目と考えましょう。

ほかの犬に、いきなりさわらない

  • 神代植物公園:小さな子を同伴するときは目を離さず、犬を追いかける、いきなりさわる、といったことをさせない
  • 小松市ドッグラン:飼い主の許可なしに、子どもをほかの犬に近づけたり、さわらせたりしない
  • 西公園・春日公園:ほかの犬にさわるときは、その飼い主の了承を得てから

子どもは犬を見ると、つい駆け寄ってしまいます。入る前に「さわる前に、飼い主さんに『さわってもいいですか』と聞く」と約束しておきましょう。

大きな声や、走り回る遊びをしない

西武庫公園(尼崎市)の規約は、子どもが場内で大きな声を出して走り回ると、犬を興奮させ、事故につながることがあるとして、保護者に注意を求めています。筑後広域公園のドッグランも、人(子ども)の遊び場ではないとして、サッカーボールやスケートボードなど、人どうしの遊びを禁止しています。

犬を連れていない人は入れないことがある

東京都中央区のわんわん広場は「犬を連れていない方」は入れないとしています。神代植物公園の規約にも、禁止することとして「人のみでの入場」があります。家族の中で、犬を連れていない子どもや大人が一緒に入れるかどうかは、規約の書き方だけでは判断しにくいところです。家族全員で中に入りたいときは、管理事務所に聞いておくと安心です。

誓約書は、18歳未満なら親の署名が必要なことも

福岡県営の西公園と春日公園は、利用にあたって誓約書への署名を求めています。どちらも、利用する人が18歳未満のときは、親権者か保護者の署名を書き添える決まりです(公式の誓約書より)。高校生が自分の犬の登録をするときは、親と一緒に手続きをすることになります。

犬ふぁんのデータで見る、家族で行く前に知っておきたいこと

子どもの年齢の決まりのほかに、家族でドッグランに行く計画を立てるときに役立つ数字を、犬ふぁんのデータから拾いました。

項目
  1. 登録制・会員制75.8%207か所
  2. 狂犬病予防注射の証明が必要80.2%207か所
  3. 料金は無料と明記62.5%176か所
  4. 屋内のドッグラン7.2%694か所
  • 登録制が4か所に3か所(規約で登録の条件がわかった207か所のうち75.8%)。「家族で思い立って当日行く」は、登録制のドッグランでは難しいことが多いので、登録だけは先に済ませておきましょう。都立公園のドッグランは、登録をWEBで行い、登録証の発行まで1週間〜10日ほどかかる場合があると案内しています(神代植物公園の公式ページより)
  • 料金は「無料」と書いているところが6割(料金がわかった176か所のうち62.5%)。ただし、公園の入園料や駐車料金が別にかかることがあります
  • 屋内のドッグランは少ない(犬ふぁんに載っている694か所のうち50か所、7.2%)。屋外が635か所(91.5%)で、ほとんどは天気の影響を受けます。子どもが雨の日に外で待つのは大変なので、天気の悪い日は無理をしない計画にしましょう

小型犬エリアのタグがついているドッグランは694か所中144か所(20.7%)でした。これはタグでわかった施設だけの数で、付け漏れもあります。神代植物公園のように、エリアによって子どもが入れるかどうかが変わるところもあるので、エリア分けもあわせて見ておくと選びやすくなります。

家族で行くときの段取り

行く前に規約で確かめる5つのこと

規約はPDFで公開されていることが多く、子どもの決まりは「利用者」「入場制限」「利用できない方」「その他」などの見出しの中にあります。次の5つを探しましょう。

  1. 入れない年齢:未就学児、乳幼児、小学生以下などの線
  2. 同伴が必要な年齢:中学生以下、12歳以下など
  3. 同伴する人の条件:成人、18歳以上、登録した人など
  4. 持ち込めないもの:ベビーカー、携帯いす、レジャーシート、ボールなど
  5. 犬を連れていない人が入れるか

都立公園のドッグランなら、東京都公園協会が「公園別ドッグラン利用規約早見表」を出していて、12公園の入場制限・頭数・犬種・エリアの体重・おもちゃを1枚で見比べられます。ただし、早見表にも「詳細は利用予定の公園の利用規約を必ず確認」とあります。

大人2人で行くと動きやすい

小さな子どもが入れないドッグランでは、子どもは柵の外で待つことになります。大人が1人だと、犬を見ながら外の子どもも見る、という無理な形になりがちです。

  • 大人2人以上:1人が犬と中に入り、もう1人が子どもと柵の外で待つ。途中で交代する
  • 大人1人:子どもが入れるドッグランを選ぶか、すいている時間に短く使う。子どもが入れない場所なら、その日はドッグランを見送って、リードをつけた散歩にする

外で待つ子どもが、柵に指を入れたり、柵ごしに犬に手を出したりしないよう、外でも大人がそばにいましょう。

すいている時間を選ぶ

子どもと一緒に入れるドッグランでも、犬の数が多いときは、走ってくる犬とぶつかりやすくなります。子ども連れなら、まずは外から中の様子を見て、犬が少ないときに入るようにしましょう。春日公園のように、入場する犬や人が多くて危ないと管理スタッフが判断したときは、入場を制限するところもあります。

子どもと決めておく約束

入る前に、子どもと次のことを約束しておくと、規約を守りやすくなります。

  • 中では走らない、大きな声を出さない
  • ほかの犬にさわる前に、飼い主さんに聞く
  • 犬を追いかけない。犬が来たら、立ち止まって手を下ろす
  • おやつや食べ物は持って入らない(神代植物公園や小松市ドッグランなど、人の飲食や犬へのおやつを禁止しているドッグランがある)
  • 出入口の扉は大人が開け閉めする

もし子どもがかまれたり、ぶつかったりしたら

気をつけていても、事故は起こりえます。慌てないために、流れを知っておきましょう。

  1. 相手の犬から子どもを離し、犬にはリードをつけてもらう
  2. けがの手当てをする:愛知県動物愛護センターは、犬にかまれると細菌に感染することがあるため、けがが軽くても医療機関を受診するようすすめています。けがの程度の判断は、医療機関にまかせましょう
  3. 相手の飼い主と連絡先を交換する:都立公園の規約は、公園管理者から利用者の個人情報は伝えられないので、必要に応じてお互いに連絡先を交換するよう書いています
  4. 届け出:犬が人をかんだとき、飼い主には自治体への届け出の決まりがあります。東京都の条例では、事故から24時間以内に届け出て、48時間以内に犬を獣医師に検診させる決まりです。愛知県の条例では、事実を知ったときから48時間以内に届け出て、獣医師に検診させる決まりです。届け出の期限や窓口は自治体で違うので、かんだ犬の飼い主が、その地域の保健所や動物愛護センターに確かめます

子どもだけでは、この流れを進められません。都立公園の規約が「トラブル発生時に、本人が対処できないため」と同伴を求めているのは、こうした場面を考えているからです。

ケース別:うちの子は入れる?

規約の書き方をもとに、迷いやすい場面を考えてみます。ここに出てくる家族は説明のための例です。最終的には、行くドッグランの規約と管理者の判断に従ってください。

例1:5歳の子と、パパ・ママと3人で
代々木公園や水元公園など、0〜6歳が入れないドッグランでは、5歳の子は保護者と一緒でも入れません。1人が犬と中に入り、もう1人が子どもと外で待つ形になります。神代植物公園なら、小型犬エリアには大人と一緒に入れますが、中・大型犬エリアは原則入れません。長野市の犀川第2緑地は5歳以下が入れないので、5歳の子は入れません。

例2:小学3年生(8歳)と、お母さんと
水元公園は7〜12歳は成人の保護者と一緒なら利用できます。舎人公園は小学生以下が入れないので、小学3年生は保護者と一緒でも入れません。同じ都立公園でも違うので、公園ごとに確かめましょう。

例3:中学1年生がひとりで犬の散歩がてら行きたい
代々木・水元・木場・桜ヶ丘の4公園は、同伴が必要なのが12歳以下(小学生まで)なので、13歳の中学生はひとりで入れると読めます。城北中央・蘆花恒春園・駒沢オリンピック・小金井・篠崎の5公園は中学生以下に同伴が必要なので、ひとりでは入れません。都外でも、中学生以下に同伴を求めるところが多く見られました。

例4:高校2年生(17歳)が、家の犬を連れて
城北中央公園など、同伴が必要なのが中学生以下の公園なら、高校生はひとりで入れると読めます。一方、舎人公園は18歳未満、小山内裏公園は16・17歳に、成人の保護者の同伴を求めています。都立公園の利用登録はWEBで事前に行うので、だれの名前で登録するかも家族で決めておきましょう。

例5:18歳の大学生が、小学生の弟と一緒に
成年年齢は18歳なので、「成人以上の保護者」の条件にあてはまる年齢です。ただし、きょうだいを「保護者」として認めるかどうかは、規約の文字だけではわかりません。小山内裏公園のように「登録した」保護者に限る場合もあります。きょうだいだけで行く前に、管理事務所に確かめておくと安心です。

例6:赤ちゃんを抱っこひもで抱いて入りたい
都立公園の多くは0〜6歳か未就学児が入れないので、赤ちゃんも入れません。都外でも、乳幼児や3歳以下が入れないドッグランが多く見られました。抱っこひもなら大丈夫、という書き方の規約は見当たりませんでした。

出かける前のチェックリスト

確かめることどこを見る
子どもが入れる年齢か規約の「入場制限」「利用者」の欄
同伴が必要な年齢と、同伴する人の条件規約の「同伴」の書き方(成人・18歳以上・登録した人)
ベビーカーやいすを持ち込めるか規約の「禁止事項」「持ち込み」
犬を連れていない家族も入れるか規約の「入場できない人」、なければ管理事務所
犬の登録や書類の準備登録制か、狂犬病予防注射の証明が要るか
その日の天気と混み具合公園のお知らせ、現地の様子

犬の側の条件(登録、狂犬病予防注射の証明、ヒートや体調で入れない場合など)も、子どもの年齢と同じくらい大切です。犬ふぁんのデータでは、規約まで確かめたドッグランのうち登録の条件がわかった207か所の75.8%が登録制・会員制で、80.2%が狂犬病予防注射の証明を求めていました。家族で出かける前に、犬の書類もそろっているか見ておきましょう。

近くのドッグランは、犬ふぁんで探せます。小型犬エリアのあるドッグランは特集ページにまとめています。

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よくある質問

Qドッグランに子どもは何歳から入れますか?
A

ドッグランごとに違います。都立公園の12か所では、0〜6歳(未就学児)が入れないところが6か所、小学生以下が入れないところが1か所、16歳未満が入れないところが1か所ありました。都外では「3歳以下」「5歳以下」を線にしているところもあります。行くドッグランの規約で確かめてください。

Q子どもだけで犬を連れて入れるのは何歳からですか?
A

「中学生以下は保護者の同伴が必要」という決め方がよく見られ、その場合は高校生からひとりで入れることになります。都立公園では、12歳以下に同伴を求める公園(中学生からひとりで入れる)と、18歳未満に同伴を求める公園(舎人公園・小山内裏公園)もあります。

Q同伴する「保護者」は親でなければいけませんか?
A

規約の多くは「成人以上の保護者」「18歳以上の保護者」と書いていて、親に限るとは書いていません。ただし、小山内裏公園のように「登録した成人保護者」に限るところもあります。祖父母やきょうだいと行くときは、事前に管理事務所に確かめると確実です。

Q子どもが入れないドッグランで、柵の外から見ているのはいいですか?
A

規約で柵の外の見学を禁止している例は見当たりませんでした。ただし、柵ごしに犬に手を出す、柵をたたく、といったことは犬を驚かせます。外で待つ子どものそばにも、大人がついていてください。

Q抱っこしていれば、赤ちゃんも入れますか?
A

確かめた規約には、「抱っこなら入れる」と書いているものはありませんでした。0〜6歳や乳幼児が入れないドッグランでは、抱っこしていても入れないと考えてください。春日公園のように、4歳以上の幼児は抱っこか手をつなげば入れる、というところもあります。

Q規約にない年齢のことで迷ったら、どうすればいいですか?
A

管理事務所や公園の窓口に電話で聞くのがいちばん確実です。規約は変わることがあるので、前に行ったことのあるドッグランでも、ときどき最新の規約を見直しましょう。

参考にした情報

  • 東京都公園協会「公園別ドッグラン利用規約早見表」(2026年6月版) https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/assets/dogrun-riyorule_202606%20%28003%29.pdf
  • 東京都公園協会「神代植物公園ドッグラン利用規約」(2026年6月2日〜) https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/assets/20260602JindaiDogRun_RiyouKiyaku%20%28003%29.pdf
  • 東京都公園協会「神代植物公園 施設について(ドッグラン)」 https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/facility/index.html
  • 愛知県動物愛護センター「飼い犬が人をかんだ、人が犬にかまれた」 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/doukan-c/kandakamareta.html
  • 東京都公園協会「代々木公園ドッグラン利用規約」 https://www.tokyo-park.or.jp/park/yoyogi/assets/20260303YoyogiDogRun_RiyouKiyaku.pdf
  • 東京都公園協会「小山内裏公園ドッグラン利用規約」 https://www.tokyo-park.or.jp/park/oyamadairi/assets/20260303OyamadairiDogRun_RiyouKiyaku.pdf
  • 法務省「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」 https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00218.html
  • 福岡県「県営公園の施設案内(ドッグラン特集)」 https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/dog-run.html
  • 福岡県「春日公園ドッグラン利用規約・誓約書」 https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/232695.pdf
  • 福岡県「西公園ドッグラン利用規約・誓約書」 https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/232677.pdf
  • 福岡県「筑後広域公園 ドッグラン利用案内」 https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/232865.pdf
  • 沖縄防衛局「ロウワー・プラザ緑地ひろば ドッグラン利用ルール」 https://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/procedure/lowerplaza/data/070331Dogrun1.pdf
  • 長野市「犀川第2緑地ドッグラン」 https://www.city.nagano.nagano.jp/n202500/contents/p006202.html
  • 小松市「小松市ドッグラン利用規約」 https://www.city.komatsu.lg.jp/material/files/group/20/riyoukiyaku01.pdf
  • 射水市「足洗潟公園ドッグラン利用規約」 https://www.city.imizu.toyama.jp/appupload/EDIT/127/127486.pdf
  • 米子市「日野川運動公園ドッグラン利用に関するルール」 https://www.city.yonago.lg.jp/secure/41845/a.pdf
  • 尼崎市「尼崎市ドッグラン試験設置への協力許諾及び利用規約(西武庫公園)」 https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/041/661/nishimukoDR_Ver2.0.pdf
  • 中央区「わんわん広場について」 https://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/koento/oshirase/wanwan.html
  • さいたま市「新見沼大橋スポーツ広場ドッグラン利用ルール」 https://www.city.saitama.lg.jp/004/006/003/003/p046544_d/fil/toshikoen03-2.pdf
  • 堺市「海とのふれあい広場 ドッグラン利用規則」 https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/toshi/rinkai/umifureai/index.files/riyoukisoku.pdf
  • 逗子市「第一運動公園内の『犬の広場』の利用に関するルール」 https://www.city.zushi.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/176/1-20121210143120.pdf
  • 犬ふぁん ドッグランの利用ルールの集計(規約まで確かめた223か所、2026年10月10日時点)。都立12公園の子どもの年齢の決まりは、犬ふぁんが公式の規約から書き写した実例

(いずれも2026年10月に確認)

ちいさな子とは、柵の外からいっしょに応援してほしいワン!

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