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動物病院の診療時間は何時まで?受付時間・昼休み・夜診の傾向

動物病院の多くは9時ごろから19時ごろまでで、昼休みがあります。営業時間がわかる693院では、終わる時刻の真ん中は19:00、19時台に終わる病院が61.2%、20時以降も開いているのは19.3%。昼休みは90.8%、日曜も開いているのは74%でした。受付の締め切りは早いことがあるので確かめ方もまとめます。

犬ふぁん編集部公開 2026-10-11約19分で読めます

19:00診療が終わる時刻の真ん中(中央値、n=693)
90.8%昼休み(午前と午後の間の休み)がある病院の割合(n=693)
74%日曜日に開いている病院の割合(n=693)

まず結論:多くは「9時から19時ごろ、昼休みあり」

動物病院の診療時間は、朝9時ごろに始まり、夜は19時ごろに終わる病院がいちばん多く、ほとんどの病院に昼休みがあります。犬ふぁんに載っている動物病院のうち、曜日ごとの営業時間がわかる693院を集計すると、次のようになりました。

19:00診療が終わる時刻の真ん中(中央値、n=693)
90.8%昼休み(午前と午後の間の休み)がある病院の割合(n=693)
74%日曜日に開いている病院の割合(n=693)
  • 終わる時刻は19時台が61.2%。20時以降まで開いているのは19.3%、21時以降は11.3%
  • 始まる時刻は9時台が81.4%。8時までに開くのは3.6%
  • 休みの曜日は日曜(26%)、木曜(18.6%)、水曜(15.3%)の順に多く、毎日開いている(無休)病院も34.6%
  • 24時間開いている病院は1.6%

ただし、ここでいう時刻は病院が公開している「営業時間(診療時間)」で、受付の締め切りはこれより早いことがよくあります。また、昼休みの時間帯や、予約制かどうかは病院によってちがいます。行く前に、病院の公式サイトか電話で「受付は何時まで?」を確かめるのがいちばん確実です。

この記事では、まず犬ふぁんのデータで「何時から何時まで」「昼休み」「休診日」の傾向を見て、そのあとで、通いやすい病院の選び方や、夜や休日に困らないための準備をまとめます。病気や症状の見分け方は扱いません。犬の様子が気になるときは、動物病院に相談してください。

犬ふぁんのデータで見る、動物病院の診療時間

データの集め方と限界

犬ふぁんの動物病院の情報は、OpenStreetMap(地図の共同編集プロジェクト、© OpenStreetMap contributors)や、各地の獣医師会が公開している会員名簿などから集めています。営業時間がわかるのは、そのうち693院です。

数字を読むときに気をつけてほしいことが3つあります。

  1. 東京都の病院が多い:693院のうち420院(約6割)が東京都です。営業時間を公開している名簿の範囲に左右されているためで、東京に動物病院が多い、という意味ではありません
  2. 営業時間は「公開されている時刻」:受付終了の時刻、予約の時間帯、急な休診は入っていません
  3. 時期で変わることがある:夏季休暇や年末年始、学会などで臨時に休む病院もあります

割合の母数は、ことわりがなければ693院です。

この記事でいう「真ん中(中央値)」は、時刻を早い順に並べたときにちょうど真ん中にくる病院の時刻です。平均とちがって、24時間の病院や夜だけの病院のような、ほかとかけ離れた時刻に引っぱられにくいので、「ふつうの病院」の姿をつかむのに向いています。

何時まで?終わる時刻の分布

1日の最後の診療が終わる時刻(夜の部があれば夜の部の終わり)を、時間帯ごとに分けました。

診療が終わる時刻
  1. 17時より前3.2%22
  2. 17時台1.3%9
  3. 18時台15%104
  4. 19時台61.2%424
  5. 20時台8.1%56
  6. 21時以降11.3%78

いちばん多いのは19時台(61.2%)で、真ん中の時刻も19:00でした。18時台(15%)を合わせると、4院に3院以上が18時〜19時台に終わることになります。

逆に、19時より前に終わる病院は、17時より前・17時台・18時台を合わせて約2割(3.2%+1.3%+15%)。20時以降も開いている病院は19.3%、21時以降は11.3%でした。

仕事帰りに連れていきたい人にとっては、ここが分かれ目です。19時に終わる病院でも、受付は18時半ごろに締め切ることがあります。会社を出てから病院に着くまでの時間を考えると、「20時以降まで開いている病院」が近くにあるかどうかで、平日の通いやすさが大きく変わります。

何時から?始まる時刻の分布

診療が始まる時刻
  1. 7時より前2.2%15
  2. 7時台0.4%3
  3. 8時台2.6%18
  4. 9時台81.4%564
  5. 10時台8.9%62
  6. 11時台0.1%1
  7. 12時以降4.3%30

始まる時刻は9時台が81.4%と、終わる時刻よりもさらに集中していました。真ん中は9:00です。8時までに開く病院は3.6%で、出勤前に寄るのは難しい病院が多いことがわかります。

「7時より前」の2.2%には、24時間開いている病院(1.6%)が入っていると考えられます。「12時以降」に始まる4.3%は、午後からの診療だけの病院や、夜間の診療が中心の病院などです。

早朝・24時間の病院は少ない

8時までに開く病院は3.6%、24時間開いている病院は1.6%でした(n=693)。早朝や深夜に開いている病院は、どの地域でも数が限られます。家の近くにあるとは限らないので、「朝いちばんに連れて行きたい」「夜中に相談したい」というときにどこへ行くかは、前もって決めておく必要があります。

昼休みは90.8%の病院にある

午前の診療と午後の診療の間に休みがある病院は90.8%でした。動物病院の多くは、

  • 午前:9時ごろから昼ごろまで
  • (昼休み)
  • 午後:夕方から19時ごろまで

という「二部制」になっています。昼休みの間は受付をしていない病院が多いので、急ぎのときは、まず電話で相談できるかを試してみましょう。

昼休みが何時から何時までかは、犬ふぁんのデータには入っていません。病院によってちがうので、公式サイトや入口の掲示で確かめてください。「昼すぎに行ったら閉まっていた」はよくある失敗です。

週に何日開いている?

1週間に開いている日数
  1. 7日(無休)34.6%240
  2. 6日53.4%370
  3. 5日10.4%72
  4. 4日以下1.6%11

(4日以下は、1日・2日・3日・4日の病院を合わせた数)

週6日開いている病院が53.4%でいちばん多く、毎日開いている病院も34.6%ありました。週5日以下は合わせて1割ほどです。

週6日の病院は「週に1日休む」病院です。どの曜日を休むかは次の章で見ますが、日曜に休む病院だけでなく、平日のどこか1日を休みにして日曜は開けている病院も多くありました。「毎日開いている」34.6%の病院も、曜日によって時間が短いことがあります。

「無休」と「週6日」、どちらが通いやすい?

毎日開いている病院(34.6%)は、休診日を気にせずに行けるのが強みです。ただ、無休の病院でも、曜日によって時間が短かったり、担当の獣医師が曜日で変わったりすることがあります。同じ先生に続けて診てもらいたいときは、その先生がいる曜日を聞いておくとよいでしょう。

週6日の病院(53.4%)は、休みの曜日さえ覚えておけば、ほかの日はふつうに通えます。大事なのは「自分が行ける時間に開いているか」です。開いている日数の多さより、自分の生活の時間と合うかで選びましょう。

時間帯ごとに見た「通いやすさ」

ここまでの数字を、飼い主の生活の時間帯に当てはめてみます(n=693)。

行きたい時間帯
  1. 平日の朝、出勤前(8時台まで)3.6%8時までに開く病院
  2. 平日の夜、仕事帰り(20時以降)19.3%20時以降も開いている病院
  3. 平日の夜おそく(21時以降)11.3%21時以降も開いている病院
  4. 土曜日96.2%土曜も開いている病院
  5. 日曜日74%日曜も開いている病院

朝の出勤前に通える病院はごく少数で、平日の夜20時以降に通える病院は5院に1院ほどでした。いっぽう、土曜はほとんどの病院が開いています。平日に時間がとりにくい人は、土曜を通院の日にすると選べる病院が広がります。ただし土曜はその分混みやすいと考えて、予約できる病院なら予約を入れておくと安心です。

働き方ごとに考えると、次のようになります。

  • 平日の日中に働いている人:通院は土曜か、20時以降まで開いている病院を候補に。家の近くに遅くまで開いている病院があるかを、元気なうちに調べておく
  • シフト勤務で平日休みの人:水曜・木曜を休みにしている病院が多いので、自分の休みの曜日と病院の休診日が重ならないかを確かめる
  • 家にいる時間が長い人:午前の診療(9時台開始が81.4%)を使いやすい。昼休みの前に終わるよう、早めに出かける

診療以外のサービスの情報

犬ふぁんでは、診療時間のほかに、ペットホテル(預かり)、トリミング、駐車場、犬・猫以外の動物を診るかどうかなども、公開情報からわかる範囲で載せています。動物病院4,670院のうち、これらの情報が確認できた病院の割合は次のとおりです。

確認できたこと
  1. ペットホテル(預かり)もある5.4%251
  2. うさぎも診る4.8%226
  3. 駐車場あり4.9%230
  4. トリミングもある4.4%206
  5. 鳥も診る2.8%129
  6. 爬虫類も診る0.6%26

割合が低く見えるのは、「そのサービスがない」からではなく、「公開情報で確認できた病院が少ない」からです。駐車場やホテルがあるかは、病院の公式サイトで確かめてください。トリミングもできる病院は特集ページから探せます。

犬ふぁん全国の動物病院併設のトリミングサロン持病・シニアも安心特集・357件

休診日はいつが多い?

曜日ごとの「休んでいる病院の割合」

曜日休んでいる病院の割合
月6.8%
火8.4%
水15.3%
木18.6%
金1.9%
土3.8%
日26%

(割合は、それぞれの曜日に休んでいる病院の割合。1院が2つの曜日に休むこともあるので、合計は100%になりません)

休んでいる病院がいちばん多いのは日曜(26%)、次が木曜(18.6%)、水曜(15.3%)でした。いちばん少ないのは金曜(1.9%)と土曜(3.8%)です。

言いかえると、土曜に開いている病院は96.2%、日曜に開いている病院は74%でした。「土日はどこも休み」というイメージとはちがい、土曜はほとんどの病院が開いていて、日曜も4院に3院は開いています。そのかわり、平日の水曜・木曜に休む病院が目立ちます。

休診日の組み合わせ

休診日
  1. 無休(毎日営業)34.6%240
  2. 日曜17.5%121
  3. 木曜14.1%98
  4. 水曜10.7%74
  5. 火曜5.8%40
  6. 月曜4.5%31
  7. 水曜・日曜2.7%19
  8. 木曜・日曜2.5%17
  9. 土曜・日曜1.7%12
  10. 月曜・木曜0.6%4

休診日が1つの曜日だけ、という病院が多く、「日曜だけ休み」(17.5%)、「木曜だけ休み」(14.1%)、「水曜だけ休み」(10.7%)が上位でした。土日の両方を休む病院は1.7%しかありません。

上の表の「平日のどこか1日だけ休む」病院(木曜14.1%、水曜10.7%、火曜5.8%、月曜4.5%)を合わせると35.1%になり、「日曜だけ休む」17.5%の2倍ほどでした。日曜に開けているかわりに、平日に1日休む病院が多いことがわかります。

休診日の書き方からも同じ傾向

犬ふぁんでは、曜日ごとの営業時間とは別に、病院が「休診日」として書いている文章も集めています。その文章に出てきた曜日を数えると、日曜(123回)、木曜(102回)、水曜(79回)、火曜(37回)、月曜(32回)、金曜(9回)、土曜(8回)の順でした。曜日ごとの営業時間から計算した結果(日曜→木曜→水曜の順)と同じ並びです。

「祝日」と「午後休診」に注意

このデータは曜日ごとの営業時間なので、祝日の扱いは入っていません。祝日は休む病院、日曜と同じ時間にする病院、ふつうに開ける病院とさまざまです。

また、「土曜は午前だけ」「日曜は午前だけ」「水曜は午後休診」のように、曜日によって時間が短くなる病院もよくあります。「開いている曜日」だけでなく、「その曜日の何時まで開いているか」も確かめましょう。

日曜に開いている病院を探すコツ

日曜に開いている病院は74%(n=693)と多いものの、日曜は午前だけ、という病院もあります。日曜に通院したいときは、次の点を見て選びましょう。

  • 日曜の「午後」も開いているか
  • 日曜は予約の人だけ、という決まりがないか
  • 祝日は日曜と同じ扱いか、休みか
  • かわりに休む平日はいつか(水曜・木曜に休む病院が多い)
犬ふぁん全国の日曜も診療している動物病院診療時間と最寄り駅特集・310件

地域でちがう?東京都・神奈川県・徳島県のデータ

営業時間がわかる病院が30院以上あった都県について、割合を並べました。病院数そのものは集めた名簿の範囲に左右されるので、数の多い少ないではなく、割合だけを見てください。

都県
  1. 東京都72.4%420
  2. 神奈川県81.8%44
  3. 徳島県100%40
都県
  1. 東京都96.9%10%
  2. 神奈川県93.2%15.9%
  3. 徳島県100%12.5%

いちばん多い休診日は、東京都が日曜(27.6%)、神奈川県が水曜(25%)でした。徳島県(n=40)は、営業時間がわかる病院すべてが日曜も開いていて、すべてに昼休みがありました。

ただし、神奈川県(n=44)と徳島県(n=40)は母数が少なく、たまたまその名簿に載っていた病院の傾向が出ている可能性があります。「この県は日曜も開いている病院が多い」と言い切れるほどの数ではないので、参考程度にしてください。

また、東京都で「20時以降も開いている」病院が10%(n=420)だったのに対し、全体では19.3%(n=693)でした。東京都以外の273院のほうが、遅くまで開いている病院の割合が高かったことになります。これも、どの名簿から集めたかによる差が大きいと考えられます。

ほかの項目も東京都と全体をくらべておきます。日曜に休む病院は、東京都が27.6%(n=420)、全体が26%(n=693)でほぼ同じでした。昼休みがある病院は、東京都が96.9%、全体が90.8%で、東京都のほうが少し高めです。東京都の病院では「午前と午後に分けて、昼は休む」形がより多い、と読めます。ただ、どちらも同じ名簿の範囲での話なので、ほかの地域にそのまま当てはまるとは限りません。

自分の住んでいる地域で調べるには

地域ごとの傾向は、県単位の割合よりも「家から通える範囲に、どんな時間の病院があるか」のほうが大事です。次の順で調べると、近所の病院の時間を整理できます。

  1. 犬ふぁんの動物病院の一覧で、住んでいる市区町村を選ぶ
  2. 家から車や徒歩で通える病院を3〜5院ほど選ぶ
  3. それぞれの公式サイトで、平日の終わる時刻・受付の締め切り・休診日・日曜の時間をメモする
  4. 「平日夜に行ける病院」「日曜に行ける病院」「夜間に相談できる病院」がそれぞれどこかを決めておく

かかりつけを1院に決めたうえで、かかりつけが休みの日や時間に相談できる病院を、もう1〜2院知っておくと安心です。

夜診・夜間救急・24時間の違い

「夜も診てもらえる病院」には、いくつかの種類があります。言葉が似ているので、整理しておきます。

種類どんな病院か使い方
夜遅くまでの診療(夜診)ふだんの診療時間が20時・21時ごろまで仕事帰りの通院や、ふだんの診察
夜間救急夜から朝まで、急な体調不良を診るかかりつけが閉まっている夜間の急ぎ
24時間1日中開いている時間を選ばず相談できる

犬ふぁんのデータでは、21時以降まで開いている病院が11.3%、24時間の病院が1.6%でした(n=693)。

夜間救急や24時間の病院は数が少なく、家から遠いことも多いので、元気なうちに調べておくことが大事です。夜間の料金はふだんの診療とちがうことがあります。料金や、事前に電話が必要かは病院によってちがうので、病院のページで確かめてください。

犬の様子がおかしいとき、急いで病院に行くべきかどうかの判断は、この記事ではできません。迷ったら、まず病院に電話で相談してください。

夜遅くまで開いている病院を探すコツ

「夜診」をしている病院は、午後の診療を20時・21時ごろまで続ける形の病院があります。公式サイトの時間表で、いちばん下の段(夜の部)の終わりの時刻を見ると、何時まで開いているかがわかります。

ただし、夜の部は曜日を決めて行っている病院もあります。「月・水・金だけ21時まで」のような書き方がないか、曜日ごとに確かめましょう。犬ふぁんの特集ページでは、夜間も診療している病院を一覧にしています。

公式サイトに時間が見当たらないとき

公式サイトがない病院や、時間が書かれていない病院もあります。地図アプリや口コミサイトに出ている時間は、古いままになっていることがあります。行く前に電話で、その日の受付時間を確かめるのがいちばん確実です。

夜や休日に病院へ電話するときに伝えること

閉まっている時間に別の病院へ相談するときは、初めての病院であることが多く、犬のことを短く正確に伝える必要があります。次のことをメモにしておくと、電話であわてずにすみます。

  • 犬種、年齢、体重、性別
  • いつから、どんな様子か(気になっていることをそのまま)
  • 食べたもの・口に入れたかもしれないもの(あれば)
  • 持病や、ふだん飲んでいる薬(あれば)
  • かかりつけの病院の名前

様子をスマホで写真や動画に撮っておくと、病院で説明しやすくなります。どう対応すればよいかは、電話した病院の指示に従ってください。

移動の手段も決めておく

夜間や休日に開いている病院は、ふだんの病院より遠いことがよくあります。車がない場合は、犬を乗せられるタクシーがあるか、キャリーやクレートに入れれば乗れるかを、ふだんのうちにタクシー会社に確かめておきましょう。大型犬なら、運ぶのを手伝ってくれる人がいるかも考えておくと安心です。

犬ふぁん全国の夜間・夜遅くまで診療の動物病院救急・診療時間つき特集・176件

診療時間の確かめ方と、通いやすい病院の選び方

公式サイトで確かめること

農林水産省の「獣医療広告ガイドライン」では、獣医療の広告には制限がありますが、診療日、診療時間、予約診療ができること、休日・夜間の診療や往診をしていることなどは広告してよい項目の例として挙げられています。つまり、多くの病院は公式サイトや看板で、これらの情報を出しています。

公式サイトを見るときは、次のことを確かめましょう。

  1. 受付の締め切り:「診療19時まで(受付18時30分まで)」のように書かれていることがある
  2. 昼休みの時間:午前の診療が何時に終わり、午後が何時に始まるか
  3. 曜日ごとの違い:土曜・日曜・祝日は時間が短くないか、午後休診の曜日はないか
  4. 予約制かどうか:予約が必要、または予約の人が優先される病院がある
  5. 臨時休診のお知らせ:お知らせ欄やSNSに出ていることがある

「診療時間」と「受付時間」はちがう

この記事の数字は、病院が公開している「診療時間(営業時間)」です。実際に行くときは、次の3つの時刻を分けて考えると失敗が減ります。

  • 受付の締め切り:この時刻までに受付をすませる必要がある。診療終了の少し前に締め切る病院がある
  • 診療の終わり:最後の診察が終わる予定の時刻。混んでいるとのびることもある
  • 電話の受付:電話がつながる時間。診療時間と同じとは限らない

たとえば「午後の診療19時まで」の病院でも、受付が18時半までなら、18時40分に着いても診てもらえないことがあります。逆に、受付時間内に着いていれば、診察が19時を過ぎても待っていれば診てもらえる、という病院もあります。どちらなのかは病院のサイトに書かれていることが多いので、初めて行く前に一度読んでおきましょう。

予約制の病院のとき

予約制の病院や、予約の人を先に診る病院では、予約なしで行くと長く待つことがあります。予約がネットでできるのか、電話だけなのか、当日の予約もできるのかを確かめておきます。急ぎのときは、予約の空きを見るより先に電話で事情を伝えるほうが早いこともあります。

旅行先や引っ越し先で探すとき

知らない土地では、近くの動物病院の診療時間と休診日を、出かける前に2〜3院ぶん調べておくと安心です。旅行は土日や連休にすることが多く、その日に開いているか、夜は何時まで開いているかが大事になります。日曜に開いている病院は74%(n=693)なので、旅行先でも探せば見つかることが多いはずですが、祝日や年末年始は別の時間になる病院があります。

電話で聞くこと

  • 今日は何時まで受付しているか
  • 初めてでも診てもらえるか、予約はいるか
  • 持っていくもの(ワクチンの証明書、これまでの検査結果、ふだん食べているフードなど)
  • 駐車場があるか

通いやすい病院を選ぶポイント

確かめることなぜ大事か
家からの距離急ぎのとき、犬を連れて移動する負担が小さい
平日の終わる時刻仕事帰りに通えるか。20時以降まで開くのは19.3%
休診日日曜・水曜・木曜に休む病院が多い
土日の時間土曜は96.2%、日曜は74%が開いている
夜間・休日の連絡先閉まっている時間に困ったとき、どこに相談するか
駐車場大型犬や体調の悪い犬を運ぶとき

初めての病院に行く前のチェックリスト

  • 受付の締め切り時刻を確かめた
  • 予約がいるか確かめた
  • 駐車場があるか、近くに停められるか確かめた
  • 混合ワクチンの証明書、これまでの検査結果や薬の情報があれば用意した
  • 犬はリードをつけるか、キャリーに入れて連れて行く
  • 気になる様子を写真や動画に撮った

待合室にはほかの犬や猫もいます。犬が興奮しやすい場合は、車の中で待てるか、順番が来たら呼んでもらえるかを受付で聞いてみましょう。

連休・年末年始は「臨時の時間」に注意

ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などは、ふだんの曜日ごとの時間とは別のスケジュールにする病院があります。犬ふぁんのデータは曜日ごとの時間なので、こうした臨時の休みは入っていません。連休の前には、かかりつけの病院のお知らせ欄で休診の予定を確かめ、休みの間に相談できる病院も調べておきましょう。

時間のほかに、公式サイトで見ておきたいこと

農林水産省の獣医療広告ガイドラインでは、病院が高度な手術などの診療内容を広告するときは、問合せ先、通常必要とされる診療の内容、主なリスク・副作用、費用をすべて一緒に書くことになっています。また、診療内容を紹介するときは、標準的な費用を書くよう求めています。公式サイトで診療内容を紹介している病院なら、こうした情報もあわせて読めるはずです。費用やリスクの書き方がわかりやすいかも、かかりつけを選ぶときの手がかりになります。

予防注射の時期は、受付時間も確かめる

厚生労働省によると、毎年4月から6月は狂犬病予防注射の期間です。市町村が行う集合注射で受けるか、動物病院で個別に受けるかは、飼い主が選べます(集合注射をしていない自治体もあります)。動物病院で受けるときは、予防注射の受付時間や予約が必要かを確かめておくと、待ち時間を減らせます。

狂犬病予防法では、犬の登録(生涯に1回)、毎年1回の予防注射、鑑札と注射済票を犬につけることが、飼い主の義務になっています。動物病院で注射を受けたあと、注射済票の交付の手続きをどうするかは市町村によってちがうので、病院か市町村の窓口で確かめてください。

もしもの時のメモを作っておく

元気なうちに、次のことをスマホのメモや冷蔵庫に貼っておくと、あわてずにすみます。

  • かかりつけの病院の名前・電話番号・診療時間・休診日
  • 休診日や夜に相談できる病院(夜間救急、24時間の病院)の名前・電話番号・場所
  • 旅行先や帰省先の近くの動物病院
犬ふぁん全国の動物病院を探す日曜診療や対応できる動物の種類で絞り込めます。診療時間は変わることがあるので、受診前に電話で確かめてください。i-n-u.fun/biz/signup

よくある質問

Q動物病院は何時まで開いていますか?
A

犬ふぁんで営業時間がわかる693院では、終わる時刻の真ん中は19:00で、19時台に終わる病院が61.2%でした。20時以降まで開いているのは19.3%です。受付はそれより早く締め切ることがあるので、公式サイトや電話で確かめてください。仕事帰りに通いたいなら、20時以降まで開いている病院が近くにあるかを、元気なうちに調べておくと安心です。

Q日曜日に開いている動物病院はありますか?
A

あります。693院のうち74%が日曜も開いていました。ただし日曜は午前だけ、日曜は予約の人だけ、という病院もあります。祝日の扱いも病院によってちがうので、行く前に公式サイトか電話で確かめてください。

Q休診日で多いのは何曜日ですか?
A

日曜(26%)、木曜(18.6%)、水曜(15.3%)の順でした。土曜に休む病院は3.8%と少数です。

Q昼休みに行っても診てもらえませんか?
A

693院の90.8%に昼休みがあり、その間は受付をしていない病院が多いと考えてください。急ぎのときは、まず電話で相談を。昼休みの時間は病院によってちがいます。

Q夜中に具合が悪くなったら?
A

かかりつけの病院の案内(留守番電話やサイト)で夜間の連絡先が示されていないか確かめ、夜間救急や24時間の病院に電話で相談してください。24時間開いている病院は1.6%(n=693)と少ないので、ふだんから場所と電話番号を調べておきましょう。

Q土曜日なら動物病院は開いていますか?
A

693院のうち96.2%が土曜も開いていました。ただし土曜は午後が短い、または午前だけの病院もあるので、時間まで確かめてください。

参考にした情報

  • 農林水産省「獣医療に関する広告の制限及びその適正化のための監視指導に関する指針(獣医療広告ガイドライン)の全部改正について」 https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/attach/pdf/law-16.pdf
  • 農林水産省「獣医療広告制限見直しについて」 https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/koukoku.html
  • 厚生労働省「狂犬病予防法に基づく犬の登録・予防注射について」(狂犬病に関するQ&A) https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
  • 動物病院の営業時間:OpenStreetMap(© OpenStreetMap contributors)、各地の獣医師会の会員名簿などの公開情報(犬ふぁん集計、2026年10月)

(いずれも2026年10月に確認)

元気なうちに、夜も相談できる病院を調べておいてほしいワン!

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