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箱根で犬と泊まれる宿の料金相場温泉・ドッグラン付きは何割?31軒を調べた

箱根町の犬と泊まれる宿31軒(楽天トラベル掲載分)を集計すると、1人あたりの最安料金の真ん中は15,400円で、全国の8,900円より高めでした。ただし12,000円未満が46.7%、20,000円以上が40.0%と二つに分かれます。温泉の手がかりは41.9%、ドッグランは3.2%。犬の料金を含めた総額の見積もりまでまとめました。

犬ふぁん編集部公開 2026-10-11約22分で読めます

15,400円箱根町の犬と泊まれる宿30軒の最安料金(1人あたり)の真ん中。全国(1,995軒)は8,900円

まず結論:真ん中は1人15,400円。ただし「1万円前後」と「2万円以上」に分かれる

犬ふぁんでは、楽天トラベルに載っている犬と泊まれる宿の公開情報を集計しています。神奈川県箱根町の宿は31軒で、そのうち料金がわかる30軒の「最安料金」(1人あたり)を調べると、次のようになりました。

目安箱根町(n=30)全国(n=1,995)
安いほうから4分の1の宿8,000円6,000円
真ん中(中央値)15,400円8,900円
高いほうから4分の1の宿26,460円14,300円
いちばん安い宿4,800円670円
いちばん高い宿60,500円303,000円
15,400円箱根町の犬と泊まれる宿30軒の最安料金(1人あたり)の真ん中。全国(1,995軒)は8,900円

わかったことを先にまとめます。

  • 料金の真ん中は1人15,400円。全国の犬と泊まれる宿(8,900円)より6,500円高めです
  • ただし「みんな高い」わけではありません。12,000円未満の宿が46.7%(30軒中14軒)ある一方、20,000円以上の宿も40.0%(12軒)あり、安めの宿と高めの宿に分かれています。12,000〜20,000円の宿は13.3%(4軒)だけでした
  • 20,000円以上の宿の割合は、全国(14.4%)のおよそ3倍です
  • 温泉の手がかりがある宿は41.9%(31軒中13軒)で、全国の16.4%より高め。ドッグランの手がかりがある宿は3.2%(1軒)で、全国の9.4%より低めでした
  • 宿代とは別に、犬の料金(1頭1泊)がかかる宿が多い。公式ページで確かめた箱根の2軒では、3,000円(税別)と3,300円(税込)でした

つまり、「箱根で犬と泊まれる宿の料金相場は?」への答えは、1人1泊の最安料金で見ると1万5千円前後。ただし1万円前後の宿と2万円を超える宿に分かれるので、予算に合わせて選べる、です。

この記事では、まずデータの読み方を説明し、料金の分かれ方、温泉とドッグランの割合、宿の種類と場所、近くの観光地との比べ方を見ていきます。後半では、公式ページで確かめた宿の実例、犬の料金を含めた1泊の総額の見積もり、予約の前に確かめることをまとめます。

犬ふぁんhakoneの犬と泊まれる宿を探す愛犬と一緒に泊まれる宿です。楽天トラベルで「ペット同宿可」となっている宿を載せています。泊まれる犬の大きさや頭数は宿ごとに違うので、予約の前に条件を確かめてください。

調べ方と、このデータでわかること・わからないこと

どんなデータか

犬ふぁんの「犬と泊まれる宿」は、楽天トラベルに載っている宿の公開情報をもとにしています(2026年10月10日時点の集計)。箱根町の宿は31軒で、料金がわかるのは30軒でした。この記事の料金の割合は、すべてこの30軒を母数(n)にしています。温泉やドッグランの割合は、31軒が母数です。

料金は、楽天トラベルの「最安料金」です。これはその宿でいちばん安いプランの1人あたりの金額で、時期やプランによって変わります。

気をつけてほしい5つの点

  1. 楽天トラベルに載っている宿だけの数字です。 箱根の犬と泊まれる宿のすべてではありません。自社サイトやほかの予約サイトだけで受け付けている宿は入っていません
  2. 最安料金は「いちばん安いプラン」の値段です。 素泊まりや平日のプランであることが多く、2食つきや土日・連休はもっと高くなります。実際に泊まる日とプランの料金は、予約画面で確かめてください
  3. 犬の料金は入っていません。 犬の宿泊料金は、宿代とは別にかかることが多くあります
  4. 温泉・ドッグランは、宿の紹介文や設備の情報から付けたタグです。 書かれていなければ数に入らないので、実際にはもっと多いことがあります(あとで実例を紹介します)
  5. 30軒は少ない数です。 1〜2軒の違いで割合が数%動きます。細かい差より、大きな傾向を見るために使ってください

宿の名前は例として出すだけにしています。箱根町の宿の一覧は、エリアのページで見てください。

犬ふぁんのデータで見る:料金の分かれ方

料金帯ごとの宿の割合

料金がわかる30軒を、1人あたりの最安料金で6つに分けました。全国は1,995軒の割合です(全国の20,000〜30,000円は「20,000〜25,000円」と「25,000〜30,000円」、30,000円以上は「30,000〜40,000円」と「40,000円以上」を足した値)。

1人あたりの最安料金箱根町の宿の数(n=30)箱根町の割合全国の割合(n=1,995)
8,000円未満7軒23.3%43.0%
8,000〜12,000円7軒23.3%23.5%
12,000〜16,000円3軒10.0%12.5%
16,000〜20,000円1軒3.3%6.6%
20,000〜30,000円6軒20.0%7.5%
30,000円以上6軒20.0%7.0%

この表から読めること

1. 8,000円未満の宿は全国より少ない

全国では、最安料金が8,000円未満の宿が43.0%と、いちばん多い料金帯です。箱根町では23.3%(7軒)でした。それでも4軒に1軒近くは8,000円未満で泊まれるプランを出しています。いちばん安い宿は4,800円でした。

2. 8,000〜12,000円は全国並み

8,000〜12,000円の宿は23.3%で、全国(23.5%)とほとんど同じです。「1万円前後」の予算なら、箱根でも全国と同じくらいの割合で候補が見つかります。

3. 12,000〜20,000円の「中間」が少ない

12,000〜16,000円は10.0%(3軒)、16,000〜20,000円は3.3%(1軒)でした。合わせて13.3%と、全国(19.1%)より少なめです。

4. 20,000円以上が4割

20,000〜30,000円と30,000円以上が、それぞれ20.0%(6軒ずつ)。合わせると40.0%で、全国の14.4%のおよそ3倍です。いちばん高い宿は60,500円でした。

「真ん中15,400円」をどう受け止めるか

真ん中の値(中央値)は15,400円ですが、上の表のとおり、この値のまわりに宿が集まっているわけではありません。安めの宿(12,000円未満)と高めの宿(20,000円以上)の二つのかたまりがあり、その間にちょうど真ん中が来ている、という形です。

そのため、箱根の宿を探すときは「平均でいくら」よりも、先に自分の予算がどちらのかたまりに入るかを決めるほうが探しやすくなります。

  • 1人1万円前後で泊まりたい:12,000円未満の宿が46.7%。半分近くが候補に入ります
  • 2万円以上でも、部屋の露天風呂や食事にこだわりたい:20,000円以上の宿が40.0%。こちらも選べる数があります
  • 1万5千円前後でちょうどよい宿を探したい:この料金帯は少なめです。安めの宿の2食つきプランや、高めの宿の平日・素泊まりプランも合わせて見ると候補が広がります

安いほうから4分の1、高いほうから4分の1

宿を料金の安い順に並べると、安いほうから4分の1の宿は8,000円、高いほうから4分の1の宿は26,460円でした。真ん中の半分の宿が8,000〜26,460円に入るということで、全国(6,000〜14,300円)と比べて幅がとても広いのが箱根の特徴です。

犬ふぁんのデータで見る:温泉付き・ドッグラン付きは何割?

温泉の手がかりがある宿は41.9%

宿の設備やお風呂の説明、紹介文に「温泉」の言葉がある宿は、31軒中13軒(41.9%)でした。全国(2,500軒)では16.4%なので、箱根は2.5倍ほどの割合です。温泉地として知られる町らしく、犬と泊まれる宿の4割以上で、温泉に入れる手がかりがあることになります。

ただし、これは「人が入る温泉がある」という意味です。犬が入れる温泉ではありません。また、紹介文に温泉と書いていない宿は数に入らないので、実際の割合はもっと高いと考えられます。たとえば、あとで紹介する「仙石高原大箱根一の湯」は公式ページで温泉の泉質を案内していますが、このデータでは温泉のタグが付いていませんでした。

ドッグランの手がかりがある宿は3.2%

ドッグランの手がかりがある宿は、31軒中1軒(3.2%)でした。全国(9.4%)よりかなり低い割合です。箱根は山あいの温泉地で、坂が多く、敷地の広い宿が多くはありません。高原や海辺のペンションが多い地域にくらべて、ドッグランを持つ宿が少ないのは自然なことかもしれません。

こちらもタグでわかった宿だけの数です。公式ページで確かめると、「仙石高原大箱根一の湯」と「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」にはドッグランがありましたが、どちらもこのデータでは数に入っていませんでした。ドッグランがほしい人は、3.2%という数字であきらめず、宿の公式ページで設備を見てください。

温泉が多くてドッグランが少ない、が箱根の形

項目箱根町(n=31)全国(n=2,500)
温泉の手がかりがある宿41.9%16.4%
ドッグランの手がかりがある宿3.2%9.4%

箱根は「人は温泉、犬は宿の部屋や周辺の散歩でゆっくり」という過ごし方が中心のエリアです。犬を思いきり走らせたいなら、ドッグランのある宿を名指しで探すか、ドッグランを旅の別の日に組みこむとよいでしょう。

犬ふぁん全国の温泉のある犬と泊まれる宿露天・貸切風呂も特集・528件

犬ふぁんのデータで見る:宿の種類と、最寄り駅

宿の種類

楽天トラベルでの宿の種類は、次のとおりでした(n=31)。

  • ホテル:15軒
  • ペンション(コテージや貸別荘などを含む分類):11軒
  • 旅館:5軒

ホテルが半分近くを占めています。全国の犬と泊まれる宿では、ペンションの分類がいちばん多い(料金がわかる1,995軒のうち960軒)ので、箱根はホテルの割合が高いエリアです。ただし、ホテル・旅館・ペンションの分類は予約サイトの区分で、実際の宿の雰囲気とは一致しないことがあります。

最寄り駅

宿が楽天トラベルで案内している最寄り駅は、強羅が12軒、箱根湯本が7軒、小田原が6軒、小涌谷が3軒、大平台が1軒でした。強羅は箱根登山電車とケーブルカーの乗りかえ駅、箱根湯本は箱根の玄関口です。小田原を最寄り駅にしている宿は、駅から車やバスで向かう仙石原や芦ノ湖の方面の宿も含まれていると考えられます。

駅ごとの料金の違いは、このデータではわかりません。場所で選ぶときは、エリアのページで宿を1軒ずつ見て、料金を比べてください。

口コミの数が多い

口コミの数がわかる30軒で、1軒あたりの口コミの件数の真ん中は101件でした。全国(2,101軒)の真ん中は45件なので、箱根の宿は口コミが2倍以上あることになります。泊まった人の声を読んで比べやすいエリアと言えます。口コミを読むときは、犬連れの人の感想(部屋の広さ、床、散歩のしやすさ)を探すと参考になります。

犬ふぁんのデータで見る:近くの観光地とくらべると

関東から行きやすい観光地の、犬と泊まれる宿の最安料金の真ん中を並べました。

エリア(料金がわかる宿の数)最安料金の真ん中(1人)
箱根町(30軒)15,400円
熱海市(26軒)12,460円
富士河口湖町(26軒)12,127円
伊東市(72軒)11,000円
軽井沢町(25軒)10,980円
山中湖村(20軒)10,593円
全国(1,995軒)8,900円

箱根の真ん中は、このなかでいちばん高い値でした。ただし熱海市・富士河口湖町・軽井沢町・山中湖村は、料金がわかる宿が30軒に届かないので、真ん中の値も数軒の違いで動きます。目安として見てください。

宿の数が30軒以上ある伊東市(72軒)とくらべると、料金が20,000円以上の宿は、箱根町が40.0%、伊東市が18.1%でした。12,000円未満の宿は、箱根町が46.7%、伊東市が52.8%で、安めの宿の割合は大きくは変わりません。箱根が高めに見えるのは、安い宿が少ないからではなく、高い宿が多いからと読めます。

犬ふぁんのデータで見る:予約サイトに書かれたルールは少ない

注意事項にルールが書かれていた宿

楽天トラベルの宿の注意事項に、犬に関するルールの言葉が出てくる宿を数えました(n=31)。

  • 「ワクチン証明」の言葉がある宿:2軒
  • 「大型犬」の言葉がある宿:1軒
  • 「頭数制限」の言葉がある宿:0軒
  • 「ケージ」の言葉がある宿:0軒

ほとんどの宿は、予約サイトの注意事項に犬のルールを書いていませんでした。これは「ルールがない」という意味ではありません。あとで紹介する2軒の公式ページには、ワクチンの種類と時期、泊まれる犬の大きさ、頭数、断る犬種まで、細かいルールが書かれていました。

料金だけで決めない理由

ルールが予約サイトに書かれていないと、次のようなことが起こりえます。

  • 安いプランで予約したが、うちの子の大きさでは泊まれない部屋だった
  • 犬の料金が宿代とは別にかかり、思ったより高くなった
  • ワクチンの証明の条件(混合ワクチンの種類や、接種からの日数)が合わなかった

料金を比べて候補をしぼったら、予約する前に、宿の公式ページか電話で犬のルールを確かめるのが確実です。

実例で見る:箱根の犬と泊まれる宿の料金

犬ふぁんで例として取り上げた宿

犬ふぁんがエリアの例として取り上げた宿の最安料金(1人あたり、楽天トラベル)と、楽天トラベルでの紹介の要点です。宿をすすめるものではなく、料金の幅を見るための例です。

宿最安料金(1人)紹介の要点(楽天トラベルより)
二の平温泉 ペットと泊まる宿 Dog's Rest Place8,000円ペットと泊まれる源泉かけ流しの温泉宿
リブマックスリゾート箱根芦ノ湖8,000円全室露天風呂付き。ビュッフェの食事
Rakuten STAY VILLA 箱根仙石原8,800円全室温泉と足湯付き。最大10人のヴィラ
仙石高原大箱根一の湯11,374円愛犬と泊まれる宿。貸切露天風呂は無料
リブマックスリゾート箱根仙石原12,880円会席料理と客室露天風呂
ラフォーレ箱根強羅 湯の棲15,400円2025年のデザイン賞を受けた館がある

8,000円の宿にも、温泉や露天風呂の手がかりがあります。「安い宿=設備が少ない」とは限りません。最安料金は、平日の素泊まりや人数の多いプランなど、条件のよいプランの値であることが多いからです。

施設二の平温泉 ペットと泊まる宿 Dog’s Rest Place犬と泊まれる宿・神奈川県箱根町施設仙石高原大箱根一の湯犬と泊まれる宿・神奈川県箱根町施設ラフォーレ箱根強羅 湯の棲犬と泊まれる宿・神奈川県箱根町

最安料金と、2食つきの料金の差

「Dog's Rest Place」の楽天トラベルでの最安料金は8,000円でした。一方、宿の予約ページでは、地鶏のすき焼き鍋の1泊2食つきプランが、2人1室で1人18,000円からと案内されていました(2026年10月に確認)。

このように、最安料金と、実際によく選ばれる2食つきプランの料金には、倍以上の差があることもあります。この記事の料金はすべて最安料金なので、2食つきで泊まるなら、もう一段高い予算を見ておきましょう。

公式ページで確かめた、犬の料金とルール

宿代とは別にかかる犬の料金を、宿の公式ページで確かめました(2026年10月に確認)。

仙石高原大箱根一の湯(箱根町仙石原)

  • 犬の宿泊料金:1匹3,000円(税別)
  • 泊まれる犬:室内犬で生後4か月以上、大型犬(体重35kg程度)まで。犬種によって断る場合がある
  • ワクチン:1年以内の狂犬病予防注射と、5種以上の混合ワクチンの証明(コピーや写真も可)
  • 夕食・朝食のレストランに犬を連れて行ける(各テーブルにリードフックあり)
  • ドッグランあり(朝6時から日没まで)。犬のごはん専用のミニキッチンもある
  • 館内の温泉浴場と貸切露天風呂には、犬は連れて行けない

ラフォーレ箱根強羅 湯の棲(箱根町強羅)

  • 犬の宿泊料金:1頭3,300円(税込)
  • 犬と泊まれる部屋は温泉露天風呂付きの部屋で、全8室。部屋のタイプによって、小型犬(10kg以下)2頭または中型犬(25kg以下)1頭まで、小型犬1頭まで、と分かれる
  • 生後4か月以上、接種後2週間以上1年未満の狂犬病予防注射と5種以上の混合ワクチンなどが条件
  • レストランには犬は同伴できない
  • 部屋の露天風呂のデッキは外から仕切られていて、入浴中も犬と一緒に過ごせる。ドッグランあり

2軒とも、犬の料金は1頭1泊3,000円台でした。どちらも、このデータの「ドッグランあり」には入っていませんでしたが、公式ページではドッグランを案内しています。データの割合だけでなく、気になる宿は必ず公式ページで確かめましょう。

全国の犬の料金の目安

楽天トラベルの注意事項に、犬の大きさごとの料金を金額で書いていた宿は全国でも少なく、その中での真ん中は次のとおりでした(箱根町だけの集計はありません)。

犬の大きさ1頭1泊の真ん中宿の数
小型犬2,000円28軒
中型犬2,500円26軒
大型犬3,300円30軒

安い宿と高い宿で、何が違う?

公式ページで確かめた2軒を見ると、料金の差は、犬との過ごし方の違いにも表れています。

見るところ仙石高原大箱根一の湯ラフォーレ箱根強羅 湯の棲
最安料金(1人、楽天トラベル)11,374円15,400円
犬の料金(1頭1泊)3,000円(税別)3,300円(税込)
温泉と犬館内の浴場・貸切露天には犬は行けない部屋の露天風呂で、入浴中も犬と一緒
食事と犬レストランに犬と行けるレストランに犬は行けない
泊まれる犬の大きさ大型犬(35kg程度)まで中型犬(25kg以下)まで(部屋による)

料金の高い宿のほうが、何でも犬と一緒にできるとは限りません。この例では、料金の安いほうが「レストランに犬と行ける」「大型犬も泊まれる」、高いほうが「部屋の露天風呂で犬と過ごせる」という違いでした。何を犬と一緒にしたいかを先に決めてから、料金を比べるのがおすすめです。

  • 食事も犬と一緒がいい → 食事の場所に犬を連れて行けるか
  • 温泉に入る間も犬と離れたくない → 部屋に露天風呂があるか
  • 大きな犬と泊まりたい → 大型犬を受け入れる部屋があるか
  • 犬を走らせたい → ドッグランがあるか、使える時間

温泉の宿で、犬とどう過ごすか

温泉の手がかりがある宿が4割をこえる箱根では、「人が温泉に入っている間、犬をどうするか」を考えておく必要があります。

3つのパターン

  1. 部屋の露天風呂で一緒に過ごす:入浴中も犬が目の届くところにいるので、留守番が苦手な犬でも安心しやすい。料金は高めの宿に多い
  2. 家族で交代して大浴場へ:1人が部屋で犬と過ごし、もう1人が温泉に入る。料金を抑えやすい
  3. 短い時間だけ部屋で待ってもらう:ケージで落ち着いて待てる犬なら。ただし宿によっては、犬だけを部屋に残すことを断っている

仙石高原大箱根一の湯の公式ページでは、犬の預かりはしていないこと、長い時間犬を部屋で留守番させないことをお願いしています。留守番が苦手な犬はケージを持ってくるよう案内しています。犬だけを部屋に残してよいかは宿ごとに違うので、予約の前に確かめましょう。

犬が温泉に入れる?

人が入る大浴場や貸切風呂に、犬は入れないのがふつうです。ラフォーレ箱根強羅 湯の棲のように、部屋の露天風呂のお湯を犬用の桶に張って使える、と案内している宿もあります。犬にお湯を使ってよいか、どう使うかは宿のルールに従ってください。皮膚や体調に気になることがある犬は、動物病院に相談してからにしましょう。

料金が上がる日と、予約のタイミング

最安料金で泊まれる日は限られる

この記事の料金は、宿ごとの「いちばん安いプラン」の値です。一般に、宿の料金は次のような日に高くなります。

  • 土曜日と、祝日の前の日
  • ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの連休
  • 紅葉の時期など、観光客が多い季節

同じ宿でも、平日と連休では料金が大きく変わることがあります。予約画面で日にちを変えて、いくつかの日の料金を見比べてみましょう。

犬と泊まれる部屋は数が少ない

宿全体の部屋の数が多くても、犬と泊まれる部屋は一部だけ、という宿があります。ラフォーレ箱根強羅 湯の棲は、犬と泊まれる部屋が全8室と案内しています。人気の日は犬と泊まれる部屋から先に埋まることがあるので、連休や紅葉の時期に行くなら、早めに予約しておくと安心です。

キャンセルの決まりも見ておく

犬の体調は急に変わることがあります。予約するときは、キャンセル料がかかり始める日と金額を確かめておきましょう。犬の体調で行けなくなったときの扱いを、事前に聞いておくのも一つの方法です。

1泊の総額を見積もる

計算のしかた

犬と泊まる1泊の費用は、次の足し算で考えます。

  1. 宿代(1人あたりの料金×人数)
  2. 犬の料金(1頭あたり×頭数)
  3. 入湯税(温泉のある宿で、宿代とは別にかかることがある)
  4. そのほか(駐車場代、犬用の備品のレンタルなど、宿によって)

入湯税は、温泉に入る人にかかる市町村の税金です。地方税法では、1人1日150円を標準としていて、金額は市町村が決めます。箱根の宿の料金表で、入湯税が含まれているかを確かめましょう。

3つの計算例(大人2人・犬1頭)

ここでは、宿代は箱根町の最安料金のデータ、犬の料金は公式ページで確かめた2軒の値(3,000円台)を使い、入湯税は標準の150円で計算しました。実際には、プランや日にちで大きく変わります。

例宿代(2人)犬の料金と入湯税
安めの宿(安いほうから4分の1、8,000円)16,000円犬3,300円+入湯税300円
真ん中の宿(15,400円)30,800円犬3,300円+入湯税300円
高めの宿(高いほうから4分の1、26,460円)52,920円犬3,300円+入湯税300円

合計すると、安めの宿で約2万円、真ん中の宿で約3万4千円、高めの宿で約5万6千円です。これは「最安料金」での計算なので、2食つきや土日、連休ではここから上がると考えてください。犬が2頭なら、犬の料金も2頭分かかります。

移動にかかる犬の料金も

箱根の中を乗り物で回るなら、犬の料金がかかるものもあります。

  • 芦ノ湖の箱根遊船:体重30kg以下の犬が乗れ、1頭300円(毎月11日は無料)。狂犬病と混合ワクチンの予防接種を受けていない犬は乗れない
  • 箱根ロープウェイ:頭まで隠れるケージか、ふたの閉まるキャリーで乗る。各駅でケージの貸し出しがあり、1回300円
  • 箱根登山電車・ケーブルカー:全身が入る専用ケース(三辺の合計120cm以内、犬を含めて10kg以内)に入れる

10kgを超える犬は、ケースに入れて乗り物に乗るのが難しくなるので、車で回る計画が現実的です。

犬の大きさ別の考え方

小型犬(10kg以下)

宿の選択肢がいちばん多い大きさです。ケースに入れれば、登山電車やロープウェイ、バスでも移動できます。電車で行って、駅に近い宿に泊まる計画も立てやすくなります。ただし、部屋のタイプによって頭数が1頭までと決まっている宿もあるので、多頭飼いなら頭数を確かめましょう。

中型犬(25kg以下が目安のことが多い)

泊まれる宿はありますが、部屋のタイプが限られることがあります。ラフォーレ箱根強羅 湯の棲では、中型犬(25kg以下)が泊まれるのは一部の部屋で、頭数も1頭までです。乗り物はケースに入れて乗るのが難しくなるので、車での移動が中心になります。芦ノ湖の箱根遊船は体重30kg以下なら乗れるので、湖の上を楽しむことはできます。

大型犬

大型犬を受け入れている宿は限られます。仙石高原大箱根一の湯は大型犬(体重35kg程度)まで受け入れ、別棟に大型犬の泊まれる部屋を用意しています。大型犬を受け入れる宿でも、断る犬種を決めていることがあるので、予約のときに犬種を伝えましょう。全国の集計では、犬の料金は大型犬で1頭1泊の真ん中が3,300円(n=30)と、小型犬より高めでした。

犬ふぁん全国の大型犬と泊まれる宿受け入れ条件つき特集・154件

多頭飼い

犬の料金は頭数分かかります。犬2頭で、1頭3,300円の宿なら6,600円です。1部屋に泊まれる頭数は宿や部屋で違うので、早めに確かめておきましょう。

予算別の宿の選び方

1人1万円前後(12,000円未満の宿が46.7%)

  • 素泊まりや朝食だけのプランを選び、夕食は犬と入れるお店や、部屋で食べられるものを用意する
  • 箱根湯本や小田原の近くの宿は、移動の起点にしやすい
  • 犬の料金と入湯税を足すと、大人2人・犬1頭なら、1人あたり約1,800円上がる計算になる(犬3,300円と入湯税150円×2人を2人で割った場合)

1人2万円以上(20,000円以上の宿が40.0%)

  • 部屋の露天風呂で、犬と一緒の時間を長くとれる宿がある
  • 夕食の場所に犬を連れて行けるかは、宿によって違う(行けない宿もある)
  • 犬と泊まれる部屋の数が少ない宿もあるので、早めに予約する

1万5千円前後(12,000〜20,000円の宿は13.3%)

  • この料金帯の宿は少ないので、上の二つのかたまりから、平日やプランを変えて探す
  • 安めの宿の2食つき、高めの宿の平日素泊まりなどを見比べる

このデータを使った宿探しの手順

1. 予算のかたまりを決める

まず、1人あたりの予算が「1万円前後」か「2万円以上」かを決めます。箱根町では、この二つのかたまりに宿の8割以上(30軒中26軒)が入っていました。中間の1万5千円前後で探すと候補が少なくなるので、どちらに寄せるかを先に決めると探しやすくなります。

2. 犬と一緒にしたいことを決める

食事、温泉の時間、ドッグラン、大きな犬との宿泊など、犬と一緒にしたいことに順番をつけます。上で見たとおり、料金の高い宿ほど何でもできるわけではありません。

3. 移動の方法と場所を決める

電車で行くなら、強羅や箱根湯本など、駅から近い宿が中心になります。データでは、最寄り駅を強羅とする宿が12軒、箱根湯本が7軒でした。小型犬ならケースに入れて登山電車やケーブルカーに乗れますが、10kgを超える犬は車での移動を考えましょう。車で行くなら、仙石原や芦ノ湖の方面の宿も候補に入ります。駐車場があるかも確かめます。

4. 候補を3軒ほどにしぼり、総額で比べる

エリアのページで候補を探し、3軒ほどにしぼります。それぞれ、泊まりたい日のプランの宿代、犬の料金、入湯税、駐車場代を足して、総額で比べましょう。最安料金だけで比べると、犬の料金や食事の有無で順番が入れかわることがあります。

5. 公式ページで犬のルールを確かめてから予約

予約サイトの注意事項には、犬のルールがほとんど書かれていませんでした。予約する前に、公式ページか電話で、犬の大きさ・頭数・ワクチン・犬と行ける場所を確かめます。

予約の前に確かめること

確かめること料金にかかわる理由
犬の宿泊料金と、税込か税別か1頭3,000円台の宿もある。頭数分かかる
泊まれる犬の大きさと頭数大きさで部屋が決まり、料金も変わることがある
プランが素泊まりか2食つきか最安料金と2食つきで倍以上違うこともある
入湯税が含まれているか温泉の宿では別にかかることがある
犬と夕食の場所に行けるか行けないなら、部屋で待つ時間や部屋食の有無を考える
ドッグランの有無と使える時間箱根はデータ上少ない。公式ページで確かめる
必要なワクチンの証明当日見せられないと泊まれないことがある
駐車場の有無と料金車で回るなら必須

犬と泊まれる宿のルールや、宿の料金の決まり方は、別の記事でもくわしくまとめています。

読みもの犬と泊まれる宿の料金相場|1泊いくら?宿代と犬の料金を全国2,000軒で調べた【2026年】犬と泊まれる宿は1泊いくらかかるのか。犬ふぁんに載っている宿のうち、最安料金がわかる1,995軒と、犬の料金を案内している308軒を集計しました。宿代は1人約8,900円、犬の料…犬と泊まれる宿

よくある質問

Q箱根の犬と泊まれる宿は、1泊いくらくらいですか?
A

楽天トラベルの最安料金(1人あたり)で見ると、料金がわかる30軒の真ん中は15,400円でした。ただし12,000円未満の宿が46.7%、20,000円以上の宿が40.0%と分かれています。2食つきや土日はさらに高くなります。

Q犬の料金はいくらかかりますか?
A

宿によって違います。公式ページで確かめた箱根の2軒では、1頭1泊3,000円(税別)と3,300円(税込)でした。全国で犬の料金を書いていた宿の真ん中は、小型犬2,000円、中型犬2,500円、大型犬3,300円です。

Q犬と一緒に温泉に入れますか?
A

人用の大浴場や貸切風呂には、犬は入れないのがふつうです。部屋に露天風呂があり、入浴中も犬と同じ空間で過ごせる宿もあります。宿ごとのルールを確かめてください。

Qドッグランのある宿はありますか?
A

データ上は31軒中1軒(3.2%)でしたが、これは紹介文に書かれていた宿だけの数です。公式ページで確かめると、ドッグランを案内している宿はほかにもありました。宿の公式ページで設備を見てください。

Q箱根は、ほかの観光地より高いのですか?
A

料金の真ん中で見ると、関東から行きやすいほかのエリア(熱海市12,460円、伊東市11,000円など)より高めでした。ただし12,000円未満の宿の割合は、宿の数が多い伊東市と大きく変わりません。高い宿が多いぶん、真ん中が上がっていると考えられます。

Q大型犬でも泊まれる宿はありますか?
A

あります。ただし数は限られ、部屋のタイプや犬種で条件が決まっていることが多いです。予約サイトの注意事項に書かれていないことも多いので、公式ページか電話で確かめてください。

Q安く泊まるコツはありますか?
A

平日を選ぶ、素泊まりや朝食だけのプランにする、人数の多いプランを使う、などで最安料金に近い値で泊まれることがあります。犬の料金や入湯税も合わせて、総額で比べましょう。

参考にした情報

  • 仙石高原大箱根一の湯「施設案内」(犬の宿泊料金・条件・ドッグラン・レストラン) https://www.ichinoyu.co.jp/facilities/daihakone/daihakone-guide/
  • 仙石高原大箱根一の湯「お風呂」(泉質、犬の入浴不可) https://www.ichinoyu.co.jp/facilities/daihakone/daihakone-spa/
  • ラフォーレ倶楽部「ワンちゃんと楽しくリゾートステイ 箱根強羅」(犬の宿泊料金・頭数・条件) https://www.laforet.co.jp/special/dogcottage/gora.html
  • Dog's Rest Place 予約ページ(1泊2食つきプランの料金) https://reserve.489ban.net/client/dog-rest-place/0/detail/248851
  • 地方税法 第701条・第701条の2(入湯税と標準税率)(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226
  • 箱根遊船「ワンちゃんのご乗船について」 https://www.hakone-yuransen.jp/pet/index.html
  • 箱根ナビ よくあるご質問(登山電車・ロープウェイ・海賊船・バスのペット) https://www.hakonenavi.jp/faq/
  • 犬ふぁん 施設データの集計(犬と泊まれる宿・楽天トラベル掲載分、2026年10月10日時点)

(いずれも2026年10月に確認)

ぼくの宿泊代も、予算に入れておいてほしいワン!

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